タメゴローです。
ゴルフの大きな壁のひとつでもある「100切り」
まだ”切れていない人”にとっては「高い頂き」であり、その道は険しく苦しいものだと思います。
また”100を切った人”には振り返ってみれば、苦しくも結果的には楽しいものだったと思えるものだったりしますね。
今回は
「結構がんばっているんだけど、どうしても100が切れないんだよなぁ・・・」
という方に、
【100を切ることは一度忘れましょう】
そして、
【ボールをなくさないこと”だけ”を考えてプレーしてみましょう】というお話です。
1.ゴルフ100切りで壁となってくるのは・・・
ゴルフは1ラウンド18ホールをパープレイで回ると、スコアは「72」となることが一般的ですね。
たまにコースの設計上パー70などの特殊なコースもありますが、ほとんどが72だと思います。
よく言われますが、全ホールを
ボギープレイ(各ホール+1)をすれば
72 + 18 = 90
ダブルボギープレイ(各ホール+2)をすれば
72 + 36 = 108
そして100を切るには、この
ボギーとダブルボギーを半分づつ
72 + 9 + 18 = 99
ということで達成となるので、
半分はダブルボギー打ってもいい
ってことになるんですね。
こう考えると、100切りにチャレンジしている方であれば、
「え?パーはあんまり取れないけど、ボギーとダブルボギーでいいの?それならけっこうとれてるよ」
と、とたんにハードルが下がって感じる方もみえると思います。
そしてそれは、まったくその通りなのです。
しかし実際のラウンドでは、”パー”がとれたりすることもあれば、逆に”トリプルボギー”や”それ以上”、場合によっては”10打”などを打ってしまうこともある、「それがゴルフ」ですね・・・。
- あのホールで「OB」さえなければ・・・
- あそこで「池」に入れなければ・・・
- 無理してリカバリーに「木の間」を狙わなければ・・・
- バンカーが1発で出ていれば・・・
「もしかして、100を切れていたかもしれないのに・・・」
などと、たくさんたたいてしまったホールの後で反省をすることも多いことでしょう。
- ドライバーが良かったりした後の二打目OBや池ポチャでがっくり・・・
- グリーン近くまで2打で行けてからの、バンカーで出ない3連発など・・・
ちょっとハザードに入れてしまっただけなのに、スコアは上がってみるとダボやトリ、場合によってはダブルパーなど。
テレビなどでプロはバンカーに入れても、大体1発で脱出してしまいますが、100切りチャレンジ中の方であれば数発打ってしまうことも少なくありません。
OBなどはプロでも一緒で、ゴルフでは
「絶対にやってはいけない大ミス」
ですので、トップ争いでプッシュしているときなど以外は、ほとんどみないのではないでしょうか。
そんなボールをなくすようなミスであるOBや池や深いラフや林などへの打ち込みはスコアを劇的に落としてしまうものです。
ですから、100切りチャレンジには、いや「ゴルフのスコア」には、
「OBや池などの”罰打”が致命的に痛いのです。」
(出典:GDO)
・・・そんなこと知ってるよ。
と思われる方も多いでしょう。
しかし、「どうすれば罰打を減らせるか」「罰打を打たないラウンドをする」を実践することで100切りに近づくとわかっているのに、その実践をされている方はあまり多くないのではないかと思います。
2.じゃあ”罰打”をっ徹底的になくしたら・・・
はっきり言って、100を切るのには、
- べたピンのアイアンコントロールも
- 5mのパットを沈める腕前も
- ドライバーで250ヤード飛ばす腕前も
- ましてやナイスショットの連発など
まったく必要ない、とタメゴローは考えています。
そう、誤解を恐れずに言い切ってしまえば、100切りにチャレンジしている100台を数回だせているほどの腕前を持っている人であれば、100を切るのには
「徹底的に、OBや池などの罰打を打たないこと」
たったこれだけに徹すること。
それであっさりと100は切れるようになるでしょう。
いきなりですが、あなたのラウンド後のスコアカード、「OB」や「池」、「バンカー」などの罰打がどれだけメモが残っていてますか?
(※もしスコアカードにメモしていないようでしたら、一度OB、池、バンカーなどの罰打と、自分のミスであるダフリ、チョロだけでよいのでメモしてみてほしいです。
それによって自分がどんなミスをどれぐらいしていて、どれが100切りの壁になっているかが一目瞭然となるでしょう。)
”それらの罰打さえ”なかったら100は切れていた、というスコアカードをお持ちの方は多いのではないかと想像します。
そのために、一度100切りは頭から忘れてもいいので、「徹底的にボールを無くさないプレーでラウンド」していただきたいと思います。
3.罰打を打たないために・・・
では、罰打を打たないことに徹するべき内容についてです。
半分ボギー、半分ダボでよいのですから、ショートホールは2打、ミドルホールは3打、ロングホールは4打で”グリーンに乗せれば”上出来でおつりがきますね。
”全部ボギー”だってねらえちゃいます。
お?90!?ってなりますね。笑
そう、グリーンまでを1打プラスしてもまだまだ余裕があるわけですね。
でしたら「グリーンまでは1打プラスして考えないと損」と言えます。(時には2打でもありです)
さらに、たった1打プラスするだけでコース戦略ってガラリと変わってしまうんです。
と言いますのも、コースを設計する人は難しすぎることの内容にかつ、簡単になりすぎないように考えてますでの、池やバンカーなどのハザードにつかまるようにコースは設計されています。
ただし多くの場合、これは72のパープレイを目指した時のお話です。
たとえば、グリーンまわりで
- まわりにアゴの高いバンカーがある
- 奥がすぐにOB
ティーショットなどでも
- ティーグラウンドから100ヤードあたりまで池や谷がある
(出典:浜松シーサイドドルフクラブ)
などの誰しも等しく受けることとなる状況、これはしょうがないですね。
しかし、例えばパー4ミドルホールのティーショットで
- 200~250ヤード付近の片側や両サイドにバンカーや池がある
- コースがドッグレッグで200ヤードから先が曲がっている
これらは、割とはっきりとした罠と言えますね。
パープレイで攻める必要があれば、ドライバーで230ヤード以上打てる人たちは悩んだり、コントロールして落としどころを考えないと2オンを狙えませんし、パープレイで回るレベルの人であれば基本的にバーディーを狙っていきますので。
しかしこれを100切りチャレンジで回るのであれば、選択肢が広がることとなります。
- 200~250ヤード付近の片側や両サイドにバンカーや池がある
こんな状況であれば、わざわざ狭い200ヤード以降のフェアウェイを狙わずに、ハザードのない手前に落とすため、
「7番やハイブリッドなどで130~180ヤードを狙い、ナイスショットをしても200ヤードまで届かない、かつある程度まっすぐ打てる自信のあるクラブで打つ」
「ドライバーでハーフスイングして150ヤードを打つ」
これ以外でもいいので、「飛ばさないように」しましょう。
すると副産物として「ドライバーでスライスしてOB」なんてミスも大幅にも減っちゃいます。
- コースがドッグレッグで200ヤードから先が曲がっている
これはコース戦略の基本にもなりますが、プロだと250ヤード売っちゃいますので、攻めている人なら「フェードをかけて右に曲がるボールを打つ」などと、テクニシャンの見せ場でもありますね。(タメゴローもこういうシチュエーションをテレビで見るのは好きだったりしまう)
しかし100切りチャレンジ中の方の多くは、「ドライバーをある程度まっすぐ打つ」といったこと自体が低くないハードルだと思いますので、そんなプロでもミスが出るような高等技術であるフェードなど狙って打てません。
もちろん打ち分けのできるすごい方も見えますが、100切りを狙うのであれば、基本的には
「200ヤード飛ばないクラブで、できるだけまっすぐ打つ」
の一択でしょう。(セカンドショットの打ちやすさを考えると、落としどころなどはコースによって変わりますが)
また
・グリーンまわり全部池
とか
・セカンドショットの眼前に池やクリーク
などといった状況であればしょうがない部分もありますが、基本的には、池やクリークまでとどかない、絶対に入らない方向に打つ、といった方法をとりましょう。
同じようにバンカーなどでも、1回もバンカーに入れないつもりで打つ方向や距離を考えるだけで、8割は回避できると思います。
たとえ避けることで1打多く打つ羽目になってもいいんです。
だって、そういったハザードに入れないだけで
「大たたきの原因がなくなる」
ということですので。
1ホールで2回ミスしたとしても、トリプルボギーまでで収まることが圧倒的に増えますよ。
ごめんなさい、ちょっと長くなってしまったので、
【100切りゴルフ】一度100切りは忘れて、「徹底的にボールを無くさないプレー」をしてみよう!~2
に続きます。