ネット激安だけど、ちゃんとポリ素材のサーフボード【SCELL SURF BOARD】1年乗ってみたら・・・その2

 

前回の

ネット激安だけど、ちゃんとポリ素材のサーフボード【SCELL SURF BOARD】1年乗ってみたら・・・その1

つづきです~。

4.選んだのは、ネット激安のポリ素材ボード【SCELL SURF BOARD】・・・

そんなことを思ってしまったら、新しいボードを探してしまいますよね!

白羽の矢が立ったのが

【SCELL SURF BOARD ミッドレングス7’0】

です。

・長さ 7’0(213cm)
・幅 22 1/4(56.5cm)
・厚み 2 1/2(6.35cm)
・フィン センター+スタビ
・ロッカー 抑え目
・レイル ミディアム
・テール ラウンドピン
・ボトム シングルコンケーヴ

・初心者適正体重 ~70kg前後
・中級者適正体重 ~80kg前後

一般的なPU(ポリウレタン)ボードです。
材質はポリウレタンフォーム+グラスファイバークロス+ポリエステル樹脂。

なぜこれかと言うと、現実的な話でコスパを優先したからです。笑

タメゴローはメインがロングでありたいので、ムラサキスポーツオリジナルブランド「スリーウェザー」のミッドレングスやファンボードですら9万円+税で、ちょっと奥さんに言いづらい金額。泣

もう少しコスパよいものはないかと探してポリの板に乗っている友人に聞いたところ、

「SCELLってメーカーはネット販売で安かったし、昔のより改善されてよくなってるよ!」

と教えてくれました。

昔のSCELLは軽かったけどデッキ(立つ面)側のコーティングが少し薄かったそうで、結構全体的にクラック(ひび割れ)が出やすかったみたいですが、最近のものは強化されているとのことでした。

(たしかにタメゴローも一年乗りましたが、ぶつけた場所以外は、特にクラックも入っていません。)

新品で50000円を切る価格!

ファンだと中古でもノーブランドで3~5万円、ブランドものだと10万近くのものが多いです。

新品でもBICのロングよりも安いですし、フィンもついてきました。

とてもきれいな仕上がりでワックス塗るのがもったいないぐらい。

フィート・インチ表示でシェイプが手描きされてます。

こまかいですが、これもEPSやスポンジにないポリ特有の部分ですね。

レールはミディアムですが、レールより内側がロングに比べると「うっすいなぁ~」と感じ、ちょっとビビります。笑

テールは「ピン」で波に押されることよりターンでの操作性を優先している雰囲気を感じます。

フィンは「シングル」でも「シングル+スタビ」でも「トライ(風)」でもできるようになってます。

基本はシングルで乗ってましたが、トライ(風)セッティングにしてみてもとても楽しいです。

今はこのボード、残念ながら生産中止になってしまったみたいで、近いものは下のこのあたりだと思います。

 

↓SCELL(セル)ファンボード 7’4 大体50000円ぐらい(トライフィン+ソフトケース+おまけ付き)。

タメゴローのように80kg近い方ならこちらがよいでしょう。


ファンボード 7’4 サーフボード SCELL サーフィン BRD

↓SCELL(セル) ファンボード 6’8  大体50000円ぐらい(トライフィン+ソフトケース+おまけ付き)。

女性や体重の軽い方ならこちらがよいと思います。


SCELL(セル) ファンボード 6’8 レールにピンライン有り サーフボード レッド

↓AQSSミッドレングス6’10はシングルフィンセッティングもできるポリ素材でもっとも最安かと。

オーストラリアで有名なブランドらしいのですが、なんとハンドペイントで25000円ぐらいのAmazonランキング上位。

これ、タメゴローの持っているBIC9’4の開発サーファーであるナット・ヤングの息子、ボウ・ヤングがPVで気持ちよさそうに乗ってたのでものすごく気になってますが、さすがに持っているサイズに近すぎて二の足中です。

ボリュームも52Lほどあるのでタメゴローの7’0とあまりかわりません。

余談ですが、1年前に売ってたらこっち買ってたと思います。

来年こっそりか・・・笑


AQSS (Australia Aquatic Social Scene PUボード)ションボード Carbon Jet 6’10 AQSS-CJ-610 (F05 06 07 08)

ネットではもう少しだけ安いファンボードも見かけますが、大体素材がEPSでありPU(ポリ素材)ではありません。

今回は「ポリ素材」なことが重要!

 

3.実際に乗ってみて(初のり)

処女航海は三重県は国府の浜でしたが、波は小さくヒザ~モモSETコシ程度でしたが、初乗りには最高でした。

波のり以前に感動したのは、やはりロングより小さく車に積む、家に置いておく、という海以外での取り回しがロングに比べてとっても楽ちんなのはよかいですね。

エレベーターや玄関ドア、家の中でとかでもゴンゴンぶつけずに済みますし、収納場所がそこまで限られないのが副産物的にとてもありがたいところでした。笑

車に積む時でも助手席足元まで差し込まなくてよく、後部座席を倒せば中積みでも二人で海に行けますし、軽自動車でバンタイプなら天井吊で入ります。(タメゴローはコンパクトカーのデミオで中積みも経験済み)

実際に海でパドルしてみると、BIC7’9より若干ふらつくぐらいでちょっとおへその意識を強めれば問題なくアウトに出られましたし、波待ちポジションでも沈む量が少し深くなった程度で大きくは変わりません。

いざテイクオフ。

これはロング感覚での”うねりから”は乗れませんでした。

しかし少しタイミングを遅めにずらすことで、ショートの人が乗る位置よりは早めに波に押され始めます。

若干前後感覚をていねいにテイクオフすれば、そこからは「目からウロコ状態」、

「サーフィンって、こんなに自由に動けるものなのか!」

と感動的な軽さ。

勘違いして「うまい人になった気分」で波の斜面で自由に上下に動くことができるではないですか!(実際はちょっと上下しているだけだったのでしょうが笑)

プルアウトも顔を沖側に向けるだけで板も方向を変えてくれます。

「どえらいものを知ってしまった・・・。」

それが初乗りの感想ですね。

 

4.1年乗ってみての経験談

感動の体験をしてからというもの、1年この板ばかり乗っていたのでその感想も書いておきます。

  • やはり軽い。
  • テイクオフは波を見る経験をある程度積めば板が短くても大丈夫。
  • 波が小さくてもこれなら乗れる。(膝~モモぐらいまで)
  • ハイシーズンで密集してても怖くない。
  • 海以外での取り回しがロングに比べると倍ぐらい楽。
  • フィンが変えられるので、同じ板でも乗り味を変えられてよかった
  • 波が大きいときはロングでは難しいがこれならいける
  • ”なんちゃって”ドルフィンもできる

と言ったところでしょうか。

クラックもやはりぶつけたところ(主に海以外で)だけで済んでますので、耐久性適にも問題ないものだったと感じます。

今ではどれだけ波が小さくても、このボードだけは車に積んでおく、というぐらい気に入ってしまいましたし、ロングボードを積まずにこのボードだけで海に行く日がとても増えました。

5.まとめ

タメゴローの「ちゃんとポリ素材のサーフボード(ミッドレングス)導入」は、思った以上に感動を与えてくれて、今ではサーフィンライフになくてはならないものとなりました。

実際にネットで購入し、1年乗ってきた経験上【SCELL】のボードは安かろう悪かろうではないと感じます。(ウェットスーツとかもネットなら安くても良いもの多いですしね)

良い板という定義は人それぞれでしょうが、個人的にはサーフィンの楽しさの枠を広げてくれたSCELLのミッドレングスはタメゴローにとっては、とても良い板と言い切れますので、

  • ロングを動かせるようにステップアップしたい
  • 波のよいところで乗れるようになりたい
  • もう少しターンなどで動く乗り方をしたい
  • もう少しだけ取り回しを軽くできたらなぁ
  • ショートメインだけど波の小さい時用の板を探している

などと考えている方には、とってもおすすめだと思います。

逆に初心者だけど体重の軽い人にとっては、レンタルやスクールでスポンジを経験した後なら、ファーストボードとしていきなり買っても失敗しないものだと思います。(メーカー的には初心者推奨ボードですからね)

できれば今までロングしか乗ってこなかった、という人も固定概念を取り払って楽しいんでみてほしいなぁ、と思うタメゴローでした~。

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↓SCELL(セル)ファンボード 7’4 大体50000円ぐらい(トライフィン+ソフトケース+おまけ付き)。タメゴローのように80kg近い方ならこちらがよいでしょう。

ファンボード 7’4 サーフボード SCELL サーフィン BRD

↓SCELL(セル) ファンボード 6’8  大体50000円ぐらい(トライフィン+ソフトケース+おまけ付き)。女性や体重の軽い方ならこちらがよいと思います。

SCELL(セル) ファンボード 6’8 レールにピンライン有り サーフボード レッド

↓AQSSミッドレングス6’10は、シングルフィンセッティングもできるポリ素材ではもっとも激安かと。25000円程度でAmazonランキング上位。しかもコレ、ナット・ヤングの息子のボウ・ヤングがPVで乗ってたのでものすごく気になってますが、タメゴローは持っているサイズに近すぎて二の足中です。1年前にあったらコレを買ってたと思います。来年こっそりか・・・笑


AQSS (Australia Aquatic Social Scene PUボード)ションボード Carbon Jet 6’10 AQSS-CJ-610 (F05 06 07 08)


「ネット激安だけど、ちゃんとポリ素材のサーフボード【SCELL SURF BOARD】1年乗ってみたら・・・その2」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。中学の息子がサーフィンしたいと始まり、自分も送り迎えだけではつまらないので、一緒に始めたアラフィフお父さんです。私は中学の頃からサーフィンに憧れ、独身時代、ちょうど30年ほど前にショートボードを手にするも、テイクオフもままならず挫折した経験があります。今は始めてまだ一年目ですが、私は8フィートのtorqのソフトボードを使っています。EP Sの上にソフトな生地をコーティングしたみたいなボードで、6.6キロほどありました。ようやく少しうねりから立てるようになり、昔はこんな浮力のあるボードなかったような!などと今のこの浮力のあるボードに感動を覚えつつ、もう少し動かしやすい7フィートくらいの板で、安いものないかなと思っていて、タメゴローさんのブログを見つけました。ちょうど S C E L Lも、候補にしていたのですが、安くてどうなんだろうと思っていましたので、大変参考になりました。ボードは高い買い物ですし、予算の関係もあり、カミさんの目もきになりますので、なおさらです。
     自分も、もうこの年ですし、バンバン板を動かすよりは、うねりから乗れて、怪我せずにまったりゆったり上下に動ければ十分かなと思っております。昔から憧れていた海の上を滑るということがようやく実現できて、今は、波乗りのない生活が考えられないほどです。現在は、シングルフィンにスタビのついた7フィートあたりを探しています。ちなみに、息子もまだソフトボードですが、かなり安定して、横に滑っていけるようになり、子供の成長の早さに驚いており、息子の次の板は何がいいかなと、合わせて考えている今日この頃です。また読ませていただくのを楽しみにしています。ありがとうございました

    1. >アラフィフお父さん
      はじめまして。
      そしてコメント頂きありがとうございます。

      息子さんと海へ行く生活スタイル、素敵ですね!

      私も迷いましたが、torqの8フィートソフトボードもとてもテイクオフしやすそうです。
      ただBICと同じく重いため軽快な動きは難しいですよね。。
      私もそこからSCELLにステップアップした感があります。

      SCELLは長めの板から乗り換えると浮力の少なさにびっくりするかもしれませんが、体重が70kg台なら問題なく乗れますよ~。
      EPSからポリになるだけでびっくりするぐらい軽くて操作性がアップしますので、同じ長さでも別物と思ってもらった方がいいと思います。

      個人的にはシングルスタビの7~8が一番楽しめる気がしてますので、同じ8でもポリの板をチョイスしてみてもよいかもしれませんね。
      今後も息子さんと楽しくサーフライフを楽しんで頂きたいと思います~。

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