そのアイアン、夏・冬どちらに買いました?アイアンの【夏用】と【冬用】という考え方

あいも変わらずクラッシックな【PING EYE2 BC アイアン】で、こだわりのゴルフを楽しんでいるタメゴローです。

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ある冬場にお仕事でお世話になっているお客様から、ゴルフに誘われてラウンドした際のことです。

 

そのお客様は、タメゴローとあまり歳が変わらないのに、とてもゴルフがお上手な方で、いつもアイアンを「ビシーッ!」と方向性よく打ち込まれているイメージがある方でした。

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その日のラウンドも、やはりいつも通りアイアンがビシビシ決まっているのを横目に、タメゴローは山を耕すことに勤しんでいたわけですが。笑

やっぱりうまいな~、などと感心しながら、ふと、その方のアイアンを見ると、前回使っていたものと何か違うように見えるのです。

しかし、あれだけビシビシ決まっていたアイアンをわざわざ替える必要もないはずなのに、なぜだろう?と考え、何気なく

「あれ?アイアン変え・・・ました?」

と頭に浮かんだ疑問をつぶやいたところ、

「いや、変えてないよ」

との返事だったのです。

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「え?前回のとなんか違うように見えるんですけど?」

と言ったところ、

「ああ、そういえば、前回は夏だったね。それなら【夏用】を使ってたんだよ。【冬用】はずっとこれ使っているよ。」

さらに混乱するタメゴローは、

「え?【夏用】?【冬用】?それってなんですか?」

というのが今回お話なのです。

 

■夏用・冬用クラブを使い分ける理由とは・・・

よくよく聞いてみると、その方は冬用アイアンと夏用のアイアンを使い分けているそうなのです。

なぜそんなことをするのかと聞いてみると、

「夏と冬では、

【身体のうごき方】

【コースコンディション】

【シャフトの挙動】

までが、まるで変ってしまうから」

とのことでした。

なるほど。

タメゴローが違うと感じたのは間違ってはいなかったのですね。

 

■夏と冬で変わってしまう内容、もうちょっとくわしく・・・

教えてもらいましたよ。もちろん。笑

 

【身体のうごき方】

これはわかりやすいですね。

冬は夏のように常に身体が温まっている状態ではないため動きませんし、腕や腰の可動域がおのずと小さくなりやすいこと。

さらに”防寒対策”として服を重ね着するため、どうしてもスイングの動作に制約が出てしまうこと。

この2点が大きく違うため、夏に比べると同じように振っているつもりでも、身体をコンパクトに動かしてしまう傾向があるというわけでした。

うーんたしかに!

 

【コースコンディション】

これも想像しやすいことですが、芝の勢いが強いなつに比べて、枯れる時期である冬はフェアグラウンドであっても、ライコンディションがちがいます。

夏はフワッとボールを浮かせてくれているのでダフリにくいですが、(それでもダフリますけどね!笑)冬は芝が寝ている、枯れているため地面と設置している状態に近くなります。

いわばベアグラウンドの状態に近くなると言えますね。

フェアウェイでそんな状態なので、ラフなんかは顕著ですね。

言ってしまえばグリーンまわりでも、浮かせるアプローチより転がすランニングアプローチこそが確立を高めてくれる状況となるわけですね!

なるほど、なるほど。

 

【シャフトの挙動】

これについては正直言って、タメゴローはそこまで影響が大きいと考えていませんでしたが、その方はこれを一番力説してくださいました。

シャフト、特にスチールシャフトは、気温によって【しなり】などの【挙動】に思っていた以上に影響が生まれてしまうのです。

端的に言ってしまえば、夏は柔らかく、冬は固くなるため、クラブフェースの戻り方なども変わってきてしまい、同じタイミングで振っているつもりでも、シャフトが夏と違う挙動をするため、「フェースが早く返ってしまう」などといった結果になりやすくなるというのです。

 

これらの夏と冬の違い

【身体のうごき方】

【コースコンディション】

【シャフトの挙動】

を総括して、その方は、【冬用のクラブ】として

 

夏用は【ブレードタイプ】のアイアンヘッドを

⇒ベアグラウンド状態にも助けてくれるソールの広めの形状で、少し重めのヘッドでスイングを大きくしてくれる、【ハーフキャビティタイプ】に

 

夏用は【シャフト重量重め】【フレックスS】のシャフトを

⇒しなりにくくなることから一段階柔らかいけど【シャフト重量さらに重め】のものにした上で、【フレックスR】

 

というセッティングの【冬用アイアン】としているとのことでした。

 

実はドライバーも夏と冬では飛距離が大きく変わるとのことでしたが、ドライバーは時期を共通で2本持って、「朝の練習で調子を見て、どちらを使うか決める」とのことで、年間を通して「慣れを大事にしたい」とのことでした。

それよりも、「スコアに直結するアイアンには、重点を置いてこだわっている」ということなので、アイアンはやはり大事なのですね。

 

「これは取り入れなければならない」

そう感じたタメゴローはさっそく行動してしまいました。笑

 

■そして、アイアン2セット体制に・・・!

タメゴローが今現在使っているアイアンセットは、

【PING EYE2 アイアン BC(ベリリウムカッパー)】です。

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(9番のみ色が違うのは、コーラに漬け置きしてどこまで色が変わるか試した結果です。ギラギラの銅色だったのですが、すでに酸化しはじめてくすみ始めた状態です。)

往年の名器かつ、現在でも遜色なく使えるアイアンで、とても気に入って使っています。

正月明けの冬に買った際には、ビシビシ方向性よく飛んで喜んだのを覚えています。

高めの弾道で、ストロング”じゃない”ロフトのおかげで、飛距離ピッチも10Y刻みで打てるため「狙ったところに置きに行く」というイメージで打てるのがとてもよいですね。

ただし番手は現在主流のストロングロフトからすると、1~番手落ちますので注意が必要ですが。。。

参考までに、タメゴローがコースを回る際の”ショットの飛距離”は

3I 185~190Y
4I 175~180Y
5I 165~170Y
6I 155~160Y
7I 145~150Y
8I 135~140Y
9I 125~130Y
PW 110~115Y
SW  85~ 90Y

ということで、一昔前どころか、二昔前の飛距離設定ですね~。

これでもディスタンス系のボールを使っての距離なので、練習場では7Iで140Y程度です。

(このクラブを選んだ経緯も別の記事

クラシックなアイアン【PING EYE2】で、周りに流されない【こだわりのゴルフスタイル】を楽しみませんか?

で書いていますので、よかったら読んでみてください。)

(実はタメゴロー、【PING G30 アイアン】も所有しており、9Iで140Y、8Iで160Y、7Iで170Y飛んでしまうので、飛距離の階段ができないことと、イメージ以上に飛んでしまう時があったため現在は使っていません。)

このEYE2アイアンはもとよりキャビティタイプですので、ヘッド形状はこのままか、ダフリを少し気にしないでよい「夏場用」と考えるなら同じクラシックアイアンの【ISI】【ZING】あたりもいいな~、なんて妄想しましたが、EYE2のヘッドの造形が好きなことと、シャフトの違いとライ角の違いをちょっと体験したかったことから、探すのは同じ【EYE2】にすることにしました。

 

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今使っているEYE2 BCのシャフトは「マイクロテーパー(ブラウンズウィック社?)」というピン純正のシャフトを使っていますが、スチールの中ではカーボンシャフトに近い特性のため、少しトルクが高く、ショットの感覚的には少し柔らかめに感じており、冬は良いのですが、夏場にしっかりと打ち込むと左右のバラつきが少し出てしまう傾向だったため、次は固めのシャフトを選びたいと感じていました。


そう、結果的に少しシャフトが柔らかいと感じている今使っているクラブを【冬用】として、新たに【夏用】を手に入れることにしたのです。

 

そして白羽の矢が立ったのが、

【EYE2 ステンレスモデル(赤ドット)】

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シャフトはピン純正シャフトで硬さが「X並み」と評判?の【ZZ LITE(トゥルーテンパー社)】です。

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もちろんUSED品ですが、ヘッド形状、製品の程度、シャフト、ライ角なども選べて1万円以下で済んでしまいました。

こういった「おためし」が大きなコストをかけずにできてしまうのも、PINGのクラシッククラブの大きな魅力のひとつですね~。

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そして、この選択、結果的に言って、大・正・解!でした。笑

ピン公式では発言していませんので詳細の数値は不明ですが、マイクロテーパーよりもトルクが低くねじれにくいため、フェースのブレが少なくなり、暑い夏の時期にはマイクロテーパーのものと比べてとても方向性がよくなったのです。

スコアも伴って良い方向にブレましたが、スコアを決めるのはやはりパターなのでしょうか・・・。笑

そのかわり、シャフトのしなりの違いからか飛距離は2~3Yぐらい落ちた感じです。

これは「フェースが戻りきらずプッシュアウト」、「無理に手首で操作するヒッカケ」に悩まされた夏にアイアンを替えたため、劇的にその違いを感じることができたことでした。

アイアンに限らずゴルフは方向性が大事と考えるタメゴローにとっては、とてもとても衝撃的な体験だったのです。

 

ということは、柔らかいシャフトであるマイクロテーパーのクラブは冬で効果を発揮してくれるはずですね~。

といいますか、今まで冬は問題なく方向性が安定していたので、ここに至って、「そういうことだったんだな」と腑に落ちる結果となりました。

 

■夏用・冬用クラブセッティングを・・・

タメゴローはいろいろと腑に落ちることの多かった【夏用・冬用】クラブセッティング

アイアンに限らずコンディションの違いは、もっと考えた方がよいことだと実感しました。

特にタメゴローのように「冬に買ったクラブ」だったりすると、「夏には合わないシャフトになっている」可能性があるとも言えてしまうので、一度夏・冬それぞれにショップなどでデータ計測してもらうといいかもしれません。

冬のゴルフが苦手って方は、ぜひ一度試していただき、夏のイメージに近いラウンドができるようになってもらえるといいなぁ、と思うタメゴローでした。

 

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クラシック感を満喫するなら 【EYE2 BC(ベリリウムカッパー)】


以下の写真はクリックするとゴルフパートナーのHPにリンクできます。

販売価格なども参考になりますのでよかったらどうぞ。

ベリリウムカッパーモデルは、球数が徐々にへってきているようで、シャフトバリエーションが少なくなった気がしますので、欲しい方はお早めに。。。
(ISIのベリリウムがほしいタメゴローですがなかなかありませんね~。)

 

打感の良さとシャフトも種類が豊富な 【EYE2 ステンレス】


カラーコードはたくさんありますが、何色がいいのかで悩んでしまうようならば、身長175センチ以下は赤ドット、175センチ以上は黒ドットというおおざっぱな感じで選んでも大丈夫です。




「そのアイアン、夏・冬どちらに買いました?アイアンの【夏用】と【冬用】という考え方」への2件のフィードバック

  1. こんにちは!
    クラブにも夏用、冬用を使い分けるんですね。
    そこまで気配りできてませんでした。
    貴重な情報ありがとうございました。

    1. いずてんさん

      コメント頂きありがとうございます。
      タメゴローの周りでは非常に少数派ではありますが、やはり実践している人はいます。
      なかなか理に適っているのでは?と感じましたのでタメゴローも取り入れている次第ですが、冬はなかなかベスト更新が訪れてくれませんね。笑
      しかし冬でもスコアが悪くなっていないと考えると、逆に効果が出ているとも言えるのではないでしょうか。(ポジティブ)
      特に精神状態がプレーへ影響及ぼしやすいゴルフでは、こういった”不安を無くす”ということも一つのファクターだと思います。
      ぜひおためしあれ。

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