100切りゴルフ、【簡単で得意なアプローチ】を一つ手に入れるだけで、グリーンまわりに別格の安心感が手に入ります。

100切りを目標としている方にご質問ですが、バンカーやハザードでない【グリーンエッジまで5ヤード】程度の場面で

「あなたは”簡単で得意な”アプローチ方法を持っていますか?)」

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これに自信を持って「持っている」と答える方は正直少ないと思います。

逆を返すと、これを持っている方は100を切ることは困難でないと言えるでしょう。

それぐらい100切りにとって重要なポイントだと感じます。

■アプローチのシチュエーション

ひとくちに「アプローチ」といっても、とても多くのシチュエーションがありますが、今回はバンカーやハザードを除く、

  • ショットでグリーンを狙ったが、(左右)横にこぼれてしまった
  • ダフッてショートしてしまい、グリーン手前に落ちてしまった
  • 快心の当たり過ぎや、距離感ミスで奥にこぼれた(刺さった)

などといった、

「グリーンを狙ってショットしたけど、惜しくもグリーンに乗らなかった」

的な距離の、おおよそゴルフのラウンドで一番多く使うであろう、「5ヤード以内」のアプローチについてに限定して紹介してみたいと思います。

 

■アプローチの方法はたくさんありますが・・・

みなさんは「アプローチショット」って聞くと、どんなショットをするイメージが思い浮かびますか?

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多くの方は、56°・58°などのサンドウェッジや、60°といったロブウェッジなどを使用した、「ボールを上げてピンをデッドに狙う」といったプロがやっている、めちゃくちゃカッコイイアプローチをイメージするのではないでしょうか?

タメゴローも100切りに悩んでいる時はそうでした。。。

もちろん練習場でもラウンドでもアプローチはSW一本。

「あわよくばバックスピンで、キュキュッともどしてやるぜ!」・・・なんてことも考えてました。笑

しかし実際は、残り7~8ヤードという、”もう少しでグリーンオン”という状況で、

  • トップしてしまい、グリーンの反対側に一直線に低く勢いよく飛んでゆき、打つ前より距離が遠くなってしまった・・・
  • ダフッてしまい、1~2ヤードしか進まない”超”ショート・・・
  • ショートならまだいいが、ダフッって地面にバウンドしたクラブヘッドで逆にトップしてビューン・・・

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もうね、ズタボロな感じで、上手く打てたのは3割で、調子がよくても5割もあれば上出来でした。

こうなるとアプローチ自体が怖くなってしまい、エッジまで残り5ヤードを超ショート×2回などでやっとグリーンの端に乗り安堵する・・・。

そんな繰り返しなのに、「ドンマイドンマイ」などと考え、その”難しいアプローチショット”でするアプローチを疑問もなく行ってきました。

しかし、そういったかっこいいボールを高く上げるアプローチショットは、毎日練習しているプロでもミスをする

「非常に難易度の高いアプローチ」

だったのです・・・・。

 

■プロでもミスする”難しいアプローチ”は、一旦捨ててしまおう・・・!

ちょっと失礼な言い方になるかもしれませんが、100切りを目標としている方であれば、そんなプロでもミスをするような難しいアプローチは基本的に必要ありません。

せっかく残り5ヤードまで行っているのに、そこから5割程度の確率でミスをして1打損をしてしまうからです。

2回に1回はよくても、1回はダフリ・トップ・距離感合わずなどなにかしらのミス。

冷静に思い直してみれば成功する確率は実に50%程度、つまりは半分近くはミスとなっているのです。

1打に一喜一憂するのはゴルファーなら当然ですが、そんな大事な1打をわざわざ成功する確率が低い打ち方をする必要はありません。

単純に確率と可能性を上げる努力をするべきですね。

ですので、そんな難しいプロのようなアプローチは、100切り目標のラウンドの際には一旦捨ててしまいましょう!

 

■100切りに必要なのは、簡単なアプローチ・・・

じゃあ、100切りにはどんなアプローチをしたらいいのか?

これは”逆説”で考えてみましょう。

やるべきでない「難しく、ミスをしやすいアプローチ」に対して、

「簡単でミスをしない(しにくい)アプローチ」

をすればいいこととなります。

 

「なにを言っているんだ!?

ミスをしないアプローチなんてある訳がないじゃないか!」

 

そうですね。

まったくミスしないアプローチなんて存在しないでしょう。

しかし、

  • 少なくとも今よりミスを減らせる
  • またミスしても被害が大きくならない

そんなアプローチはあるのです。

 

簡単でミスをしにくいアプローチは、難しくミスしやすいアプローチとはまさに正反対で考えればいいのです。

  • クラブを大きく振り上げる ⇒ 小さい振り幅でミスをしにくくする
  • 身体を大きく使う ⇒ 体の動きは極力小さくする
  • ボールを高く上げるイメージ ⇒ コツンと当てて低く出すイメージ
  • ボールの落としどころを遠くに設定する ⇒ ボールは近くに落とす
  • 点でピンを狙う ⇒ 線でカップを狙う
  • サンドなどロフトの寝ているクラブ ⇒ PWや9Iなどのロフトの立っているクラブ

どうでしょう?すべて逆の考えですね。

そして、とっても簡単ですよね?

これら難しいアプローチに対して逆説の簡単なアプローチは、これらを満たすアプローチとなる訳ですが、これらの要素を眺めると何か思い当たるものがあるのではないでしょうか。

その簡単なアプローチ方法、一言で言ってしまえば、そう、

「ランニングアプローチ」

となるのです。

 

「なんだ!ランニングアプローチかよ!」

 

と思った方は多いと思いますが、そう思ったあなた、

ランニングアプローチを練習したことがありますか?

また、実際のラウンドで

ランニングアプローチを積極的に使っていますか?

答えが「YES」の方はとてもすばらしいです。100切りに必要な要素の大事な部分が満たされているので、調子が悪く大たたきしてもスコアは105程度でしょう。

答えが「NO」の方は、きっとまだ100を切れていないか、105もあれば120近くも叩くなど、とてもスコアの波が大きい方ではないでしょうか。

 

■ランニングアプローチに使うクラブは・・・

一般的にはPW~7番アイアンまでの間で自分の距離感の合うものを使うことがベターとされています。

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番手によって「キャリーとランの割合」が変わってくるのも有名ですね。

平坦なグリーンという前提で、

PWだとキャリー1に対してランが2

9番だとキャリー1に対してランが3

8番だとキャリー1に対してランが4

7番だとキャリー1に対してランが5

というように、これはけっこうな実験がなされてのデータでもほぼ同じということが実証されているようですが、打ち方によっても変化するものであるので参考程度にしておきましょう。

SWも1:1という比率がありますが、SWはランニングでミスが起こりやすいのでここではあえて使用を推奨しません。

キャリーとランで”使い分け”ることができれば一番よいのでしょうが、100切りにとって必要なのは、何本も器用に打ち分けることよりも、

【自信もてる1本だけ】で大丈夫です。

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これがグリーンまわりのあなたの力づよい相棒となります。

ですので、ここでは1本に絞って話をしたいと思います。

好きなクラブを選んでもらいたいのですが、タメゴローは7~9番だとイメージより転がり過ぎることが多かったためオーバーよりもショートが安心と考えPWを使っています。

とりあえずためしてもらって決めてください。

どうしても自分に合うクラブがわからない、という方は9番がオススメです。

そのクラブがあなたの相棒です。

 

■ランニングアプローチの具体的な打ち方は・・・

これはタメゴローがいろいろ試して一番確率が高いと感じた方法ですので、上手な方からすると「いや、ちがうだろ!」とつっこまれるかもしれません。そういった意味でも自分流を探してもらいたいと思いますので、まずはやってみる、という方用のご参考程度にお願いします。

1.ボールを打つ前に

グリーンのラインを読みましょう。

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当たり前ですが、浮かせてピンを狙うのではなく、多くは転がりながらカップへ向かうこととなります。

しっかりと落ちてから、ボールが転がるラインを読んでおきましょう。

読めないという方は、上り、下り、おおよそどっちに曲がるかな~、程度でも全然ちがいますので十分です。

 

2.アドレス

ミスしにくい打ち方をする必要がありますので、通常のショットとは構え方からちょっと違います。

・ヒールを必ず上げる

地面や芝からクラブが受ける抵抗を極力減らすために、ヘッドの手前側であるヒールを浮かします。

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これによってフェースが少し右を向いてしまいますので、狙った方向にフェースがまっすぐ向くように調整しましょう。

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・パター持ちでもショット持ちでもミスの少ない方で

パターのように構える方法がよりミスが少なく打てる方法だとは感じますが、これは個人差があるので、ためしてみましょう。

タメゴローはショット持ち(アプローチの延長)でグリップおよびスタンスしています。

 

・ボールは右足つま先の前に置く

ヘッドが地面に当たる前にボールに当ててしまえばダフリはあり得ませんよね。

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そのためにボールは右足の前に置きましょう。

右肩がつっこんでしまいやすいと不安な方は、右足の爪先よりボール1つ分右側でもよいと感じます。

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実際このボールの位置だけで、ほぼダフリのミスはなくなります。

そのかわり、上で触れた「キャリーとランの比率」は、クラブフェースがすこし立つため「ランが多くなる」方向に変化しますので注意が必要です。

 

3.打つ際に気をつけること

簡単なアプローチでも気をつけておくとよいことはあります。

全部簡単なことなんですけどね。

 

・一番重要なのは”落とす場所”

落ちてからのランは、パターと同じです。

距離の把握は、当日の練習グリーンなどで確認するしかありません。

おおよそ検討は持っておくとして、日頃の練習は落とす位置だけシビアに行いましょう。

そしてラウンド当日の練習グリーンでは、必ずこのランニングアプローチを練習して当日の距離感を確認しておきましょう。

 

・ふり幅は30~50センチテークバックしてフォローを低く少し大き目に

失敗しないために、テークバックは極力小さく、フォローを低く大きくし出しましょう。

慣れてきたらテークバックを大きくして、遠目の距離でも使えるようにしましょう。

最初はミスが出ることがありますので、30センチと50センチの2パターン練習することをおススメします。

そしてそのふり幅で、それぞれキャリーが何ヤードなのかをしっかりと覚えます。

 

・フェース面の向きはボールに当たってからも変えない

フェースはローテーションさせない意識の方が、まっすぐに打ちやすいです。

「ラインを出す」とも言う、方向性重視の打ち方です。

 

・ゆるまずに打つ

実はけっこう大事なのがこれだったりします。

「転がしだから・・・」

などと考えているとゆるんでしまい、毎回距離が変わってしまいます。

短くても1打!

小さなテークバックで打つためにも大事なことです。

パターと同じように”ゆるまず”に打ちましょう。

 

■どこを狙って打つか・・・

基本的にはグリーンのカラーから内側が狙う場所になりますが、カラーからピンまでの距離が無いときや、グリーン奥側からだと下りで打ち過ぎてしまいますので、そういった場合は手前の土手やカラーの外側を狙います。

ワンバウンドしてからのボールの動きをイメージして打つようにすると、上達は早いと思います。

大事なのはイメージ力です!

 

■練習はどこで・・・?

自宅の庭などにアプローチ練習グリーンなど、そんなスバラシイ環境があればよいですが、ふつうはありませんね。笑

ですので、基本的には自宅の室内か、打ちっぱなし練習場でとなります。

練習場で3~5ヤード打っても、意味あるの?

とか思われるかもしれませんが、もちろんあります。

ボールの飛び出す角度やスピードと、その後の転がり方の感覚、転がって進む強さなどをグリーンでなくても確認できるので、練習場にいったら5球程度でもいいので必ずやりましょう。

練習場で練習するのがボール代がもったいないと考えるのであれば、自宅の室内で練習できる折りたためるネット器具が販売されていますので、それを使うと毎日できちゃいます。

ダイヤ ゴルフ練習器 アプローチ名人

このタイプが一番使えます。

また、ボールの落下地点が床から浮いているので、マンションなど下階がある場合でも「ゴン!」という音がしないので、音を気にせずに安心して練習できます。

他のタイプだと、ボールが地面に当たる音がしてしまうのがあまりよくないのか、このタイプがAMAZONなどでもランキング1位になってました。

しかし、思ったよりショートした時と、的を外した時用に毛布などは引いておきましょう。笑

Tabataゴルフ練習用ショットマット ショット&ラフマット 430×253

ボールを置いて練習するにはショットマットが必要ですが、普通のタイプでもいいですし、この「ラフ」がついているタイプだとラフの抵抗を感じながらいろんなシチュエーションを想像できるので便利です。

これもマンションなどの音対策として、下に座布団や毛布などを引くことをおススメします。

また、左足上がり、下がりなどの練習に毛布を折りたたんで足の下と、このショットマットの下に引き、マットごと傾けてしまうととても練習になります。

自宅でも左足下がりは強敵です。笑

しかし自宅なら、いつでも思いついた時に練習できるのでいいですね。

 

■アプローチが簡単だと、ゴルフすべてに自信が波及する・・・

いかがだったでしょうか。

このアプローチを簡単ということは、ゴルフに対する考え方を大きく変えてくれることだと思います。

簡単だからこそ、何度打っても思い通り再現しやすく得意になります。

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得意になれば自信がつきます。

簡単なアプローチに自信がつけば、いつのまにかグリーンまわりに対する苦手意識がなくなり、その前のグリーンを狙うショットにも「外してもグリーン回りは得意だから大丈夫!」といった余裕が生まれます。

ひいては、ドライバーでも「なんとかグリーンが狙える位置に置ければ大丈夫」という意識改革がやってきます。

これらが、スコアをまとめるために必要な「余裕」であったり「無理をしない考え方」につながるのですね。

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不思議なもので、そういった精神的な変化は、プレー全体に波及するため、「ゴルフはメンタルのスポーツだ」と強く言われる所以なのでしょう。

今回ご紹介した”簡単で得意技にできる”アプローチは、100切りチャレンジをしているゴルファーにとっては、100切りを達成するためにもとても有用なものだと考えています。

しかし、この打ち方は「ゴルフのほんの一部のテクニック」でしかありません。

この打ち方が適していないシチュエーションも多く存在しますので意固地にならず、いろんな練習はしていただきたいと思います。

100を切った後も、「ずっとこれだけでいいや」と考えてしまい他の打ち方を練習しなければ、成長は望めませんのでご注意くださいね。

まずは簡単で自信のつく、得意なクラブでの簡単なアプローチを手に入れて、得意技としてもらうことで100切りのきっかけにしてもらえるといいな、と思うタメゴローでした。

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