ゴルフは【メンタルのスポーツ】といわれているのは、ご存知の方も多いと思います。
今回はそんなメンタル、それもマネジメントを行う為の自制心についてです。
プロの試合などで、ミスショットをしてしまい、無理をしてでも打たないと優勝できない状況の中、針の穴を通すようなショットに果敢に挑んでいく・・・。
ドラマの生まれる瞬間ですし、そんな【チャレンジ】に成功しようものなら、かっこよくてしびれてしまいますね~。
まさにプロ!って感じです!
我々アマチュアゴルファーであっても、ラウンドの最中のミスショットを挽回しようと、プロのような”難しいチャレンジをした経験”が誰しもあろうかと思います。
しかしこの【チャレンジ】、こと目標を【100切り】と定めるならば、90%近くは”する必要のない”無理・無茶なチャレンジだったりしますね。
■無茶をしてしまうシチュエーション・・・
たとえば、
・グリーン前のガードバンカーに入れてまった!
1打で横の花道に出してから改めてグリーンを狙えばボギー、ダブルボギーを狙えるのは分かるけど、ここまでせっかく2打で来れんだし、ナイスショット!が出れば直接ピンを狙える!
⇒結果はアゴにつかまり、バンカーから出すだけで3打・・・。
「ああ、最初から横にだしておけばよかった・・・・。」
・ロングホールでドライバーのチョロをしてしまった!
2打目で、慣れた7番アイアンで2打打てば前には進めるとは分かっているけど、この失敗を取り返すにはとフェアウェイから、スプーンやロングアイアンで距離をかせがないと!
⇒結果は、”成功率の低い”スプーンでチョロ、ダフリ・・・。
「やはり、7番アイアンで確実に進めておけばよかった・・・・。」
・林の中にいれてしまった!
セオリーではピッチングでフェアウェイにもどすべきだけど、木々のすきまからグリーンが”少しだけ”見える。これは精度の高いショットで木の間をぬいてやるぜ!
⇒結果、やはり木に当ててしまい林から出れず、より木の邪魔な位置に・・・。
「うーん、セオリー通り、横に出せばよかった・・・。」
・・・どうですか?
こういった経験、ありませんか?
チャレンジをしてしまったがゆえに、結果的に+2~3打を叩くことになってしまう・・・。
よくあることだと思いますし、タメゴローも実際によくやりました。笑
■マネジメントが難しい・・・・
100切り目標だと分かっていたはずなのに、ついつい無理・無茶をしてしまう・・・。
そうなんですよね・・・。
分かっている”はず”なのに・・・。
”あれ”がなければ100を切れていたはずなのに・・・。
なんで”目先のこと”にだけ捕らわれてしまったのだろう・・・・。
100切りという目標を掲げてしてラウンドをしているはずなのに、いつのまにかその目標を忘れて、こういった”目の前の状況に対してのみ”行動をしてしまっていることは、実はよくあることだと思います。
こういった無料・無茶などをしないマネジメントでラウンド出来れば、100は切れる!という人は多いと思います。
”それ”ができれば苦労しないよ!
そうなんです。
その【マネジメント】が難しいんですよね。
じゃあ、
その【マネジメント】、他の物にしてもらいましょう!
というのが今回の本題です。
■グローブはマネジメントをしてくれる・・・・?
結論からいきますと、
そのとっても簡単な方法とは、ずばり、
【グローブに、ラウンドの際に注意する”ひとこと”を書いておく】
というものです。
宮里プロなどがやっていて、一時アマゴルファーでも流行した方法ですね。
やり方は、”白いグローブ”にマジックペンなどで”注意したいことを書き”、”ショットの前に”必ず”見る”というとっても簡単なものです。
■一般的にグローブに書く内容は・・・
書く内容としては、
- アドレスはスクエアに
- スタンスは広すぎないか
- スイングはゆったり
- グリップは力を抜く
など、日ごろ練習で注意している言葉を”そのまま書く”ものや、
- S・・・(スクエアにかまえる)
- C・・・(力を抜く)
- Y・・・(ゆっくりスイングする)
というように、チェックしたい項目が多い場合は”頭文字だけ”を書いておく、というのが一般的です。
もちろんこういった、スイングなどについての直接的なことを書くのもよいのですが、100切りはちょっとちがうことを書きます。
■100切りでグローブに書く【魔法のことば】・・・
100切りの場合は、とってもおすすめ【魔法のことば】があります。
それは、
【100切りに、今それが最善か?】
これです。
この質問系の一文です。
これは100~115ぐらいのスコアはだせるのに、100を切ったことが無い人であれば、今までのゴルフを変えてくれる程に効果があります。
注意点としては、
- ほかの言葉は書かないこと
- スタンスすると必ず目に入る位置に書くこと
- スイングの前に必ず見ること
これだけです。
なぜ質問系の書き方なんだよ!
となるかもしれませんが、これが大事なのところです・・・。
■自分を冷静にしてくれる、優れた問い・・・・
タメゴローの好きな考えの一つに、
「優れた質問は、それ自体が優れた答えとなる」
というものがあります。
なんとも美しい言葉だと、今でも思います。
この優れた質問とは、タメゴローが趣味で読んでいる小説の中で出てきた言葉ですと、原文のままですが、
「今あなたは、なにをすべきか?」
というもので、これはすべてのことに対して最善を求める場合に問う、「すばらしい質問」だとタメゴローは考えています。
(Q&AでなくQ&Qな、ちょっとずるい質問ですがね。笑)
初めて読んだときは、目からウロコが止まりませんでした。笑
それをゴルフの、さらに100切りということに絞って問う質問にしてみたのが、
【100切りに、今それが最善か?】
というわけですね。
■これを白いグローブに書くことで・・・・
ボールを打つ前に、自分に”確認”と”問いかけ”ができます。
・「現在自分が「100を切る」ということを目標にしている」 という
前提の確認、冷静になる
・「同行するプレイヤーの手前、練習していないクラブなど打とうとしたり、ムリをしようとしていないか?」 といった
ムリの防止
・「あごの高いバンカーに入れたミスショットなどを挽回しようと、成功率の低い無茶なショットなどをしようとしていないか?」 といった
無茶の防止
・「無理して飛ばそうと、成功率の低い大きいクラブをもってしまっていないか?」
成功確率の上昇
ほかの場面でも多々役立つものなのですが、ひとことで言ってしまえば
【打つ前に目標を確認することで、平常心を取り戻し”今すべき最善”を選択しやすくなる】
という、不思議な言葉です。
■まとめ・・・
プロでもキャディに頼ることが多い【マネジメント】。
あたりまえですが、グローブにひとこと書くだけで、マネジメントがすべてできるわけがありません。
しかし、そんな【マネジメントの一端】ぐらいはできてしまうのが、この【魔法のことば】だと考えます。
【100切りに、今それが最善か?】
ぜひ100切りチャレンジのラウンドの際には、”お供として”グローブに書き込んでもらい、じゃんじゃんマネジメントをしてもらって、無理なチャレンジをしそうな場面などで冷静になることで、スカッと100切りを達成してほしいと思うタメゴローでした~。
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