タメゴローです。
インテリゴルファーであるブライソンデシャンボー(BRYSON DECHAMBEAU)から巻き起こった、【ワンレングスアイアン旋風】。
(出典:アナライズ金井BLOG)
アイアンの長さが全て同じ。
たったそれだけで”ミスを大きく減らすことのできる概念”はゴルフの常識を打ち崩した、すごいものだと感じますね。
そこで思ったのです。
100切りにはもちろんですが、「あれ?これってゴルフ初心者ですら、スコアを狙っていけるスゴイモノなんじゃない」かと。
1.デシャンボーってどんなゴルファー・・・
デシャンボーというゴルファーはどういった人物なのか。
タメゴローは過去の記事
100切りゴルフ、クラブを短く持つことは良いことずくめで、ゴルフが優しく感じられます。
でも触れましたが、一言でいえば「今までの常識にとらわれない、すんごいゴルファー」と言えるのではないでしょうか。
これは2019年の年明け時点ですが
- 2016年 最高 4位(プロ転向年)
- 2017年 優勝 1回
- 2018年 優勝 4回
- 2019年1月 オメガドバイデザートクラシック 優勝(-24!)
- 世界ランク 5位
- FedExランク 10位
- 平均パット数1.69 7位
・・・・と、まだまだおそろしい成績がありますが、プロ転向から3年ほどにかかわらず、とてもありえない戦績を打出してきた、アメリカ出身の若きプロゴルファーです。
さらに、以下はGDOさんからの引用ですが、
”2010年にカルフォルニア州のジュニア選手権を制し頭角を現した。
南メソジスト大学に進学。2015年には「全米アマチュア選手権」、「全米大学体育協会(NCAA)ゴルフ選手権」の両タイトルを獲得した。
これは
ジャック・ニクラス
フィル・ミケルソン
タイガー・ウッズ
ライアン・ムーア
に続く史上5人目の快挙となった。
16年の「マスターズ」を21位で終えた翌週にプロ転向。
独自の理論を持ち、すべてのアイアンの長さを37.5インチ(6,7アイアン相当)に統一している。 ”(出典:GDOニュース)
・・・ジャックニクラウスと同列。
この経歴だけでもすごいと思いますね。
さらに、元PGAツアーに参加しており、ベンホーガンやマスターズ関係の著書で有名なカート・サンプソンに
「ボー(デシャンボー)はゴルフの常識を変えるかもしれない」
と言わしめたほどの期待の星。
ちなみにタメゴローの好きなペインスチュワートとベンホーガンにあこがれていたそうで、ペインと同じ大学に進学し、トレードマークのハンチングキャップは先輩に敬意も込めて愛用しつづけているそうです。
個人的には「ペイン好き」なところにとっても親近感なタメゴローです。(どうでもいいですね笑)
2.そんなデシャンボーは自称”ゴルフ科学者”・・・
そんな期待の星から、着々と実績を作り歩んできたデシャンボーですが、自身のことを
「僕はある意味でゴルフ科学者です。」
と冗談めかして言っており、大学でも物理学を専攻していましたし、大事な契約ボールを決める際にも、
「ボールを塩水に浮かべ回して回転が止まるまでの時間を計測」
することで”重心のズレ”をチェックする「塩水検査」をしたことで有名ですね~。
検査後にデシャンボーが言った
「ブリヂストンは最高の品質管理」
これは他メーカーでは
「1ダースに3~4個の失格を出す」
のに比べて、
「1ダースに失格が1つあるかないか」
というブリジストンの「ずばぬけた品質管理の良さ」が改めて世界に広まったのは、近年のゴルフ界で有名な事柄でもありました。(B333売れましたもんね~)
ちなみに今は【BX1】
BRIDGESTONE(ブリヂストン) ゴルフボール TOUR B X 1ダース( 12個入り) Bマーク パールホワイト 8BGXJ
(出典:Amazon)
を使用ボールとしているようですね。
3.ゴルフの常識を変えた瞬間・・・ワンレングスアイアン
そんな自称ゴルフな科学者デシャンボーが、
「あ、ゴルフの常識を変えたな」
という一番の衝撃をタメゴローは感じました。
それはやはり
”より安定したスイング、正確なショットを求め、思考と試行を重ねた結果、「全てのクラブで同じように構えられれば、より反復性が高まるのでは?」”
という彼の仮説を実証するために実際に採用した”シャフトの長さの均一化”、つまり
【ワンレングスアイアン(クラブ)】
ワンレングス、これってつまり、
「アイアン1本が打てれば距離の打ち分けはクラブを変えるだけで、まったく同じようにスイングすればよい」
ということですよね?
これは番手ごとの長さの違うクラブを打ち分ける練習、というものをしなくてよくなってしまう、画期的な進化だと思います。
ひいては練習量を劇的に減らすことにつながりますので、それまで時間を割けずにいたアプローチやドライバーの練習などにもウェイトを多く配分できるようになるということです。
1本のアイアンが打てればほかのアイアンは全て打てる。
これがどれだけすごいことか。
身体的にも精神的にもとても楽。
タメゴローは割り切った練習法として、「6本のクラブだけ」を練習することで100切りをした経験がありますが、
(過去の記事で触れてます ゴルフ初心者が100を切った【割り切った考え】と【6本のクラブ】と【ビジネスゾーン】①)
その際に使ったのアイアンが
- 5 I
- 7 I
- PW (ピッチング)
- SW (サンド)
の4本でしたので、ワンレングスアイアンなら少なくとも5I・7Iの2本、ものによっては5I・7I・PWの3本の練習を減らすことができることになってしまいます。
さすがにSWはアプローチのため距離の打ち分けの練習が必要なので別枠でしょうが、少なくともショート~ミドルアイアンがひとまとめで練習できるメリットはかわらないでしょう。
その空いた分をドライバーやアプローチの練習にまわしてもよいですし、やはり基礎的にアイアンの熟練度を上げてもよいことになりますので、とても自由度があがりますし、逆に思い切って練習場での時間を減らし家でパターの練習をするという選択肢もありです。
100切りレベルまで至っている方なら、この重大さはおわかり頂けると思いますが、ゴルフを始めて間がない「初心者」の方にも大きなアドバンテージとなると、うっすらでも分かってもらえるのではないでしょうか。
プロ転向前にはイーデルゴルフというメーカーとテストを繰り返していたのですが、いざプロ転向を機にクラブ契約をすることとなったのはコブラです。
そのコブラからワンレングスアイアンが発売された日は、カート・サンプソンの”予言が的中した瞬間”だとタメゴローは感じました。
4.ワンレングスアイアンあれこれ・・・
デシャンボーがクラブ契約しているコブラが、ちょっとずつマイチェンして現在出しているのがこちら。
これはクラブのヘッド構造を「中空・ハーフ中空・アンダーカットキャビティ・ウェッジ形状」と、セット内で組み合わせる事で、各番手のパフォーマンスを最適化しているという、ワンレングスにするためにいろんな技術か使われているものです。
タメゴローも実店舗に試打しにゆきましたが、確かにショートアイアンとミドルアイアンでも構造が違いました。
本当にウェッジ・ポケットキャビティ・中空が混在している珍しい構成ですね~。
やさしいモデルの「コブラのキングF7ワンレングス」でしたが、思ったより小ぶりなヘッドでトップブレードの厚みも気になるものではありませんでした。
個人的には打感も悪くないと感じました。
しかし「コブラのキングワンレングス(6本セット)」は大体10万円程度してましたが、アマゾンなどではUSモノなどだと7.5万ぐらいからありました。
とはいえ、”ちょっとお試し気分”では手が出ないかなー、と思ってしまいます。笑
けどデシャンボーのデータを基に作られている【直系のコンセプトモデル】とも言えるので、デシャンボーファンにはぜひ使ってもらいたいモデルですね。
そろそろ出てきているでしょうから中古で試してみるのもいいですね。
そんなタメゴローが、「同じワンレングスのコンセプトで安いものがないかな~」と探してみたら、実はありました!
それぞれタイプ別に見てみます。
■とにかく安くワンレングスを試してみたい!というならMAZEL
MAZELカーボンシャフト 右用 シングル レングスアイアン 7本セット
(出典:Amazon)
こちらは新品6-SWの7本セットで26,000円程度ととってもリーズナブル。(4-SWの7本で3万円のセットもありました)
初心者が始めるのにもオススメできる金額帯ですね。
ワンレングスアイアン発祥のアメリカではすでに広まっているブランドで、タメゴローもとりあえずワンレングスを試してみよう、ということであればこれを選ぶと思います。
価格なりの部分もまるでしょうが、レビューとかみていると「非常にいい」と書いている方が「価格に対する仕様のよさ」をほめているのがとても好印象でした。
■シニアの方で、ワンレングスだけじゃなくて、飛びもほしい!という方ならマックスチョイス
日本ゴルフスクールから販売されているものです。
こちらはゴルフスクール生の生の声を取り入れて8番アイアンの長さでワンレングスにしているにもかかわらず、高反発とシャフトの長さを考慮したストロングロフト設定で飛距離も妥協しなかったモデルです。
シニアの方用に設計されているようですが、8番の短さは初心者にとっても、もちろんイージーに感じられるものだと思います。
こうしてみると「ワンレングス」といってもいろんなタイプが出てきたな、と感じてしまいますね~。
7.まとめ
【ワンレングスアイアン】いかがでしたでしょうか。
この概念がゴルフ界に広がってきており、全世界のアマチュアゴルファーにとって、よりゴルフを楽しむ可能性を広げてくれたと言っても過言ではない、とタメゴローは思っています。
しかし一番すごいのは、それを考えついていたとしても、ルールに違反していないのにもかかわらず「慣習から否定される、非難される」ということを考えてやめてしまわなかったデシャンボーの【強い信念】だと考えます。
そんな信念をもって、自らの理論をプロの世界で実践し、成績を残せているデシャンボーの開いてくれたワンレングスアイアンという、プロですら取り入れるクラブの進化を早く取り込んで、より楽しいゴルフがしたいなぁ、そしてあわよくば自己ベストスコア出したいなぁ、と考えるタメゴローでしたー。
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↓デシャンボーの遺伝子を受け継ぐワンレングスマスターになるならコブラでしょう!
コブラ スピードゾーン ワンレングス アイアンセット
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↓とにかく”安くワンレングスを試してみたい!”というならMAZEL
MAZELカーボンシャフト 右用 シングル レングスアイアン 7本セット
(出典:Amazon)
なんと新品7本セットで26000円程度。
タメゴローは一度これをつかってみようかなぁと思ってます。
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↓シニアの方で、ワンレングス、かつ、【飛び】もほしい!という贅沢な方ならマックスチョイス
スクール生からの生の声がクラブに行かされているので安心できますね。