PINGのセットウェッジは優しい?アプローチ用クラブEYE2・G400・GLIDEを超個人的に比べてみた②

今回は

PINGのセットウェッジは優しい?アプローチ用クラブEYE2・G400・GLIDEを超個人的に比べてみた①

の続きです!

3.練習場での50Y以内アプローチの目標物への寄り

【EYE2(BC・ステン)】

これはタメゴローの苦手意識の少ないゾーンということもあるのですが、いつも使っているクラブだけにやはり距離感がとても合いますね~。

練習場なので人工芝で滑ってくれることもありますが、特段ソールを滑らせる打ち方をしなくてもEYE2はそのソール形状から、次のGLIDEに比べるとやはりダフリにくいと感じます。

距離の打ち分けも、ある程度開いたり閉じたりもちゃんと反映してくれます。

【GLIDE】

とてもオーソドックスなフィーリングだと思います。

打ち分ける距離感も52°らしいですし、フェースを開く閉じるもきちんと反映してくれます。

ただオーソドックスがゆえ、ソールのお助け機能はやはり少なめですね。

GLIDEにはいくつかソール形状がチョイスできるのですが、タメゴローは一番一般的なSSソール(スタンダードソール)をつかっておりますので、ピン以外のクラブを使っている方にもフィーリングが近いと思います。

使い込みがEYE2ほどでないので溝も残っているためか、いつも使っているEYE2よりスピンが良く効くなぁとは感じます。

 

【G400】

この子はなかなかのクセモノでした。

先に触れた”フェースがはじいてしまう”傾向がこの短い距離でもボールに表れます。

普通にアプローチしても推進力?(ボールが直進する力)は強いですね。

逆にボールを左に寄せたり少しフェースを開いて打つと、そのボールが前に行く力が上に向いてくれるのか高さに変わってくれます。

ただハジくせいか、「ボトッと落ちる」感じでスピンは効かない部類だと感じます。

50Y以上ならともかく、それ以下ではちょっと慣れが必要な感触です。

 

4.芝生での10Y以内のキャリーと目標物への寄り

ある意味一番大事なゾーンですね。

これは芝の上で打ち比べました。

冬の枯芝なので夏程ピンピンしていないため、グリーンほど平ではありませんが、キャリーでなく目標物への寄りで比べました。

10Yほどの距離で手前にキャリーさせ不規則なバウンドも含み11球でのバラツキを比べます。

目標物は練習グリーンでよく使われている「スタンドマーカー」を使い、その下をくくればカップインという感じで打ってみました。

 

 

【EYE2(BC・ステン)】

写真左手から打って、右手が奥となります。

やはりある程度地面の凹凸でちらばりましたがまぁ、お恥ずかしながらへたっぴタメゴローはこの程度の集球率です。。。

一球だけ横(写真下側)にバラついたのはシャンク気味だったせいです。泣

カップイン風が3つほどであとはワンクラブといったところでしょうか。

【GLIDE】

良くにたものですが、ちょっと前後のちらばりが多く感じます。

やはりソールがつっかかった打球が出てしまい、少しパンチが入ったように距離が出てしまったようです。

ショートしてるのは、そのあと打ったものでチビッた結果。笑

【G400】

これは顕著に表れましたね。

ソールの滑りはとてもよく、ネックから入れてゆく感じも違和感が少ないですが、明らかにオーバーが多すぎですね。。。

横へのバラツキは他と比べてもそれほどありませんでした。

うーん、やはりハジキ系はアプローチではちょっと扱いづらい感触か・・2.

4.結果としては・・・

とまあ、タメゴローの思い切り個人的な主観でいろいろと打ち比べをしてみた結果ですが、順位を①~③で

1.練習場での100Yショット(ほぼフルショット) ⇒①G400②GLIDE③EYE2

 

2.練習場での10Y刻みアプローチのキャリー ⇒①EYE2②GLIDE③G400

 

3.練習場での50Y以内アプローチの目標物への寄り ⇒①EYE2②GLIDE③G400

 

4.芝生での10Y以内のキャリーと目標物への寄り ⇒①EYE2②GLIDE③G400

という順位となりました。

今回はアプローチ用のクラブとしての比較ですので、距離感に慣れていたせいで良い結果となったEYE2の勝利といえるでしょう。(あくまでタメゴローの超個人的な比較ですが)

ラウンドの際にスコアに直結するゾーンですからね・・・。

しかし実際にやってみて、またその中で強く感じたこともありました。

  • 50Y以上、特に70~110Yの長めのアプローチはG400がミスをカバーしてくれる安心感がある。

ピンを狙ってゆく方向性と少しの上下ミスには特筆できる強さがあると感じました。

もうちょっとハジキ感さえなければ最高なのですが・・・。

 

  • 短い距離=短いふり幅のアプローチでは、EYE2とG400のソールがとても滑りやすく、ダフリの心配が少なく感じた。

これはスイング幅の小さいアプローチではとても優位性の高い要素だと思います。

クリーンに打ちたい場面でもそうとばかりはゆきませんので、大きなお助け要素ですし、わざとバンスを滑らせる打ち方をするときにはトップだけに注意すればよいのでもう最高です。

 

  • フェースの開きやすさはGLIDEとEYE2が圧勝だが、G400はそういったテクニックを使わないシンプルなゴルフに合いそう。特に初心者には強い味方になりそう。

実際に芝の上から打つと、練習場のマットに比べるとその差は少なく感じましたが、G400は開くほどにリーディングエッジが浮いてしまい、トップが怖くなりましたので。

↑ほぼ同じ開き方をしてみると、

EYE2はネックがぺったりとつくのに対し、

G400はネック付近もバンスが大きく、刃が少し浮いてしまいがちで開きにくく感じました。

しかしG400もガバッとでなく、少し開くなどは無理なくできますし、EYE2が万能すぎてそう感じるだけですが、「やさしいアイアンのセットウェッジ」としては十分に性能を発揮できていると言えるのではないでしょうか。

 

5.まとめ

アプローチ用クラブの比較、いかがだったでしょうか。

結果としては使い慣れたEYE2が良い結果となりましたが、いろんな見方ができて今後のラウンドにも活かせそうな比較となりました。

個人的には単品ウェッジに比べると、やはりピンのセットウェッジは「やさしい」と感じましたが、同時に決して万能なものではないということも再認識できました。

今回は単一的な打ち方をしての比較だったのですが、実際のラウンドではアプローチ用クラブ”だけ”を使ってプレーすることはあまりありません。

パターはもちろん状況に応じてSWで上げたり、7番アイアンなどを短く持って低く打ち出したりとアプローチも画一的ではありませんよね。

そういう意味では、タメゴローのアプローチ用クラブに望む機能として考えると、70~100Yでシンプルに打つ際はG400UWのブレなさは強い味方になるなと思い、ぜひ実際のラウンドで採用してみたいと感じるものでした。

一本のクラブで強い味方を育てることは今後も続けてゆきたいと思いますが、柔軟に考えていろんな攻め方ができると、またゴルフの楽しさが増えるというものですね。

これと決めたらそのクラブを使い込んで自分の手足のようにできると最高です。

みなさんにもぜひ固定概念に捕らわれず、安心と納得のできるクラブを使い自分流のゴルフを楽しんでいただきたいと思うタメゴローでした~。

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EYE2 ベリリウムカッパー アイアン

いまだに愛用者が後を絶たないアイアンの名器です。その打ちやすさは言うに及ばず、独特なカッパー色が他のアイアンに無い存在感を出してくれていたりとタメゴローは愛用してます。


EYE2 ベリリウムカッパー アイアン

G400 アイアン

コンペ用に入替ましたが、ストロングロフトなので短いシャフトで距離が飛び、ミート率アップに貢献してくれています。

シンプルにスコアメイクのできる、とてもやさしいアイアンだと感じます。


G400 アイアン

「ウェッジなのに強めのグースネック」というEYE2ウェッジと同じ特徴を持つ、ジャンボ尾崎プロが愛用するマスダゴルフの「スタジオウェッジ M425」



MASDA STUDIO WEDGE M425 P/A

プロにヒアリングして多くのプロが「アプローチによってグリップする長さを変えている」という意見をもとに作られたアプローチクラブ専用グリップ

PING ピン ダイラウェッジ グリップ アクア


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