タメゴローです!
今回は、前回までの
クラシックな【PING ZING アイアン】は驚きの直進性を持つ、すばらしいクラブです と、
クラシックな【PING ZING アイアン】を、練習場で【EYE2】【I25】と打ち比べてみた
の続きで、「ZINGアイアンを練習場で打ち比べていたら、翌日に予定していたラウンドに使いたくなってしまった」という、
一度練習場で試したただけにも関わらず、無謀にも即実践投入してみたことについてです。笑
■ZINGアイアンをいきなり実践投入をしたゴルフ場は・・・
ちなみにラウンドしたゴルフ場は、タメゴローがいつも利用している楽天GORAで【緊急割引】をしていたフォレスト芸濃ゴルフクラブです。
池とバンカーが名物の戦略的なゴルフ場でありつつ、価格もリーズナブルな上、三重県の関インターを降りて5〜10分程度で行けるため、名古屋圏ではトップ3に入る人気のゴルフ場だそうです。
タメゴローも友人も今回初めて行きましたが、その理由がよく分かる、とてもキレイで、そしてニクイほど戦略的なゴルフ場でした。
■練習場で・・・
ここはドライビングレンジだけでなく、小規模ながらもアゴの高いバンカー練習場もある親切な練習環境でした。
ドライビングレンジには高低差のある打ちおろしのグリーン&ピンがいくつかありますが、どれもヤード表示が無く、自分のふり幅や番手による距離確認をしないといけませんでしたが、5球ほど打てば距離はつかめました。
次は隣接するバンカー練習場へ行って、ZINGのS(SW)とEYE2のSを持って打ち比べてみようといざバンカー練習場へと向かうと、元気な女性(大先輩な年齢の方です)が女性同士でワイワイと練習しており、ちょっと入りづらい状況すぎたので紳士的にスルーしパター練習場へ向かいました。笑
・・・いいんです。
Sの性能も、実践でいきなり使ってみて違いが分かる(はず)なのです。
バンカー練習なんてスタート前にはいつもやらないし。。。
と言い訳をしつつ、練習したグリーンの転がりは少し速めに感じました。
■ラウンド開始・・・
パター練習を終え、友人とタメゴローのツーサム(二人)でラウンドするため、ちょっとカッコつけてティーを指ではじきティーの向いた人からオナーと決めてスタートしてみました。笑
スタートのIN10Hはとてもキレイで爽快ですが、いきなり戦略的なpar5.
フォレスト芸濃ゴルフクラブ 10H
(楽天GORAより転記)
左サイドすべてが池のホールかつ右ドッグレイアウトのため、230Yで池まで届いてしまいます。
いきなりアイアンで打つか迷いましたが、できるだけいつもどおりスタートしたかったので、飛び過ぎないミニドライバーで200Yほど運び、セカンドに臨みます。(余裕っぽく書いてますが、フェアウェイにある傾斜のためか想定より飛びましたが、ギリギリで池に入らず助かって安心しました。笑)
常に左が池というプレッシャーのかかるセカンドに、いよいよ初投入のZINGアイアンです。
ここでは残りが360Y程度だったので、単純に1/2で5Iの180Y×2でも良いのですが、朝一かつ初実践投入のZINGアイアンに良いイメージを持ちたかったことからも、安全策をチョイスすることに。
そこで3オンは望まず4オンからの、あわよくば寄せワン狙いで7Iで初アイアンショット。
いつものEYE2アイアンではないので、ZINGアイアンでアドレスすると違和感がありますが、昨日の練習場で初対面は済ましていますので理解はできています。
7Iで軽く150Yのイメージでショット!
カシュッ!と大きなミスなく打てました!
ボールは狙い通り真っすぐにフェアウェイへ。
「イエス!ナイスZINGアイアン!」
と、ただのセカンドショットにも関わらずガッツポーズをしてしまったことは、気持ち的にわかっていただけるかと思います。
「もう今日はこれで帰ってもいいかな」
と思うほど、朝一にしては上出来でした。笑
続くサードショットも同じく7Iで大きなミス無くグリーンに近づき、残り70~80Yほど。
いつもならEYE2のW(50°のPW)でコントロールショットをしますが、今回は昨日初対面したばかりのZINGです。
W(47.5°)とS(52°)で迷いますが、ここでは力むことを恐れて軽めに打てるWをチョイスしました。
カシュッ!といい音で入りましたが、ねらい目より少し左に”ドロー”、と言いたい”フック”で飛んでゆきます。(要するにちょっとヒッカケたんですね。。。。)
どうやら少し強かった様で、グリーン中央にキャリーで落ちましたが冬のグリーンは少々硬かったらしく、グリーン奥へランしてゆくのが見えました。
「ちょっと大きかったか、、、」
と言いつつ、友人とグリーンへ向かうと、タメゴローのボールがありません。
「え?あれ?ボールが見当たらないぞ?」
確かにひっかけましたが、グリーンは捉えていたはずです。
グリーンまで登ると、理由が分かりました。
そう、コース左側にずっと続いていた池がグリーン奥まで伸びていて、奥にこぼれるとすぐに池だったのです。。。
フォレスト芸濃ゴルフクラブ 10H
(楽天GORAより転記)
ちょっとでもオーバーしたら即池というホールだったのにピンを狙ってしまい、さらに少し強かったためボールはとまらずに池に転がって行ってしまったのでしょう。
(後に気付きましたが、このコース、多くのホールが軽い砲台グリーンになっていて、さらに池に向かって傾斜がついているものでした。)
これはタメゴローのミスです。
初めてのコースなのに、目の前の池だけ気にしていただけで、グリーン周りのレイアウトのことよりも「ZINGアイアンを、いかにミスせず打つか」ということにばかり気をとられていたため、見事にコースの罠にはまってしまいました。
う~ん、刻んだのに4オンならず。
そこから1打罰の6打目でグリーンオンしてツーパット。
結果としては8打と痛いトリプルボギースタートとなってしまいましたが、これはタメゴローがコースの攻め方と力加減を失敗しただけで、ZINGによるアイアンショットについては何も問題無くスタートを切れたものとなりました。
特に方向性については、ひっかけない限りやはり”ストレートボール”でした。
■ZINGアイアンはソール中央がえぐれているが、ダフリ・トップには弱いのか・・・
3番ウッドやユーティリティをなどをセッティングに入れていないタメゴローは、ティーショット以外のスルーザグリーンはずっとZINGアイアンを使い続けました。
その中で多かったミスは【トップ】です。
これはタメゴローのスイングに問題があるのでしょうが、ダフリよりもハーフトップの方が現場では痛みが少ないことを意識しているためだと思います。
このトップが出た時は、ハザードを越える必要がある時以外は想定内のミスで収まるため、あまり痛手となりませんでしたが、I25だと多少のトップでも-5ヤード程度に収まってくれていましたが、ZINGではもう少し距離が落ちる感触でした。
番手にもよりますが、イメージ的に10~20ヤード程度ですね。
またトップとは逆の【ダフリ】は少なかったのですが、やはり数回ありました。
その際にZINGアイアンの独特の形状である「ソールのえぐれ」は大きなミスにつながったかというと、そうでもないな、という感触でした。
ソール中央部のみ見るとマッスルバック並みの幅ですが、ネックとトゥ周辺にはワイドなソールがあるので、それが”お助け”の役目をしてくれて純粋なマッスルとはちがう優しさを生み出しているのだろうと思います。
またいつもよりハンドファースト強めを意識していたためダフリにくかったのかもしれません。
しかしG30のように、「ちょいダフリを確信したのにかかわらず、芝に優しく受け止めてもらった結果ナイスショット」というものはZINGアイアンでは享受できなかったので、ダフリに対してはEYE2と同等の優しさと感じました。
そう考えるとG30やI25などの「ダフリに対しての優しさの進化」はすごいものだと思います。
しかしEYE2レベルのキャビティアイアンと同程度の優しさを持っているので、EYE2からやスリクソンのZ745などのソール幅のものを使っているのであればミスの許容度は変わらないものだと言えますし、マッスルバックを使っている方でしたらとても優しく感じられると思います。
実はタメゴローがZINGを使う上で一番心配していたのがここであったので、このような感触が得られたことにとても安心できました。
■バンカーでZINGのS(SW)は・・・
その後進んでゆくホールで、やはりバンカーに入れることがあり、そこでZINGのS(SW)を使ってみることにしました。
SINGのSはロフト的に【52°】
いつものEYE2は【58°】
グリーン周りのバンカーではやはり【52°】では距離が出てしまい、きついだろうと思いつつも、物は試しとスクエアにアドレスして、いざバンカーショット!
・・・結果、エッジがEYE2ほど砂の中から浮き上がってこず、刺さった状態に近いものとなり、低く打ち出したボールはバンカーから出ませんでした。。。残念。
ほぼ同じところに戻ってきたボールに対し、今度はフェースと身体を少し開き目にアドレスして「2センチ手前をダフるかつ、切るイメージ」でスパッとバンカーショット!
今度は出ました!
しかし、距離感がつかめなかったのでオーバー気味になりグリーンからこぼれてしまいました。
結果から言うと、ZINGのSはEYE2のSとは「まったくの別物で別用途」だと感じました。
バウンスも小さく、52°とロフトも立っていることからも、Sとは言いつつもバンカー用に使うには、開き加減を調整したりと少々テクニックが必要となるものなのでしょう。
感覚的にはEYE2のW(PW)や、50°ぐらいのウェッジなどのAWで打っているイメージでしたので。
ZINGアイアンにラインナップされたLWがやはりバンカー用に当たるのだと思いますが、タメゴローの入手したセットにはLWはありませんので検証できませんでした。。。
■ZINGアイアンはW(PW)よりもS(SW)がアプローチの要だと・・・
実はこの日一番つらかったのが100ヤード以内のコントロールショットです。
いつもはEYE2のW(PW)は50°でやっています。
しかしZINGは、Sが52°、Wが47.5°。
前半はWで、後半はSでラウンドして試してみましたが、Wで打つとランが多すぎ、Sで打つと少しショートしランも少なめとなるもので、距離感の調整が追い付かず、最後まで引きずってしまう結果となりました。
しかし、それはタメゴローが50°に慣れているだけなので、練習場でZINGの52°のSを打ち込んで練習することで、56°や58°程難しくなく、50°より走らないという52°ならではのメリットが得られるでしょう。
少しだけフェースを開いて「バンスを滑らせる」打ち方も問題なくできましたし、開くことに関して言えばソール中央がえぐれているZINGは、簡単にバックフェースが地面につくまでペタンと開いてしまいます。
逆に短いランニングアプローチで使ったW(PW)は、とてもの距離感のよいもので、いつもオーバー気味だったのが抑えられたように感じられました。
このあたりの感覚がいきなり合うことが珍しいのであって、やはり練習して感覚を身に着けることが必要ですね。
■ZINGはミドルアイアンでも真っ直ぐ飛んでくれた・・・
その後もホールを重ね、ドライバーのOBに悩まされたり、戦略的に配置されたバンカーや池に律儀にはまったり(笑)しつつ、最終ホールであるOUTの9番ホールまでやってきました。
これまたスタートホールと同じく左がすべて池の、フッカーのタメゴローとしてはプレッシャーのかかるホールで、おまけにドライバーの距離には右手にバンカーが待ち受けています。
フォレスト芸濃ゴルフクラブ 9H
(楽天GORAより転記)
しかし、ここはサービスミドル的な距離の340Yと短めかつ緩やかな打ち下ろしなことを考えて、ティーショットは本日初使用の4番アイアンをチョイスし、バンカー左手前に方向性良く置きに行くこととします。
少し高めにティーアップし「リキまないこと」だけを考えてショット!
「よし!いい当たり!」
狙い通りバンカー手前にキャリーしますが、そこから傾斜でバンカー横までランしてゆき、フェアウェイをキープ。
結果オーライですが、軽く振ったつもりだったのに思ったよりも4Iで飛距離が出てしまい、友人のスプーンと10~15Y後ろなだけのポジションとなりました。
最終ホールだけあって、ZINGのヘッドの効いた感覚に振りなれてきたのでしょう。
ミドルアイアンが気持ちよく振れたため、とてもよい気持ちでセカンドへ。
残りは140Y程度と、傾斜のためか200Y近く飛んでました。
グリーン奥にバンカーがありますが、池はありません。笑
ピン奥のセッティングを考慮してグリーンセンターに落とすイメージで8番アイアンをチョイス。
ビシッ!、と今日一番じゃないか?ってショットが出ました。
狙い通りピン手前に・・・、と思ったらなかなかボールは落ちてこず、ピン後方におちました。
・・・が、奥目のピンのため、やはり少しランして奥のバンカーへ。。。
・・・いいんです。
スタートホールのように池じゃないんで。
友人もピンデッドで狙った結果、同じくバンカーへほうり込むこととなり、同じ状況で隣り合ってのサードショット。
これはEYE2のSW先生の出番です。
開いてアドレスするとシャンクや変なミスを引き起こしてしまう傾向のあるタメゴローは、バンカーはEYE2先生を「スクエアに構えて、いつもどおり打つだけ」にしています。
このバンカーもEYE2のSW先生おかげで、友人よりピン近くに寄せることができました。
これはいよいよコンペ用にEYE2 GORGEウェッジの導入も考えなくてはなりませんねぇ。
・・・まぁ、そこから2パットのボギーで、結局友人ど同じでしたけど!笑
そんなプチ接戦を終え、友人と笑いあいつつホールアウトすることができました。
■ZINGアイアンをラウンドで使ってみて・・・
ラウンドした結果としては、何とか100を切る程度のお恥ずかしいスコアで上がることとなりましたが、ZINGアイアンの使用感についてはとても満足のできるラウンドとなりました。
しかしグリップカチカチはつらいので即差し替えたいと思います。
ミスの原因はコースマネジメントが5割、アイアンの飛距離把握ができていなかったのが3割、予想外のミスショット(OB・池など)が2割といったところでしょう。
特にZINGのロフトはEYE2より1番手アップというわけでも、I25と1番手ダウンというわけでもないもので、感覚的には7IからW(PW)までがI25の-5ヤード程度になる感じだと分かりました。
またラウンドを通してZINGアイアンに感じたことは、いつものEYE2よりヘッドが効いているため、「ヘッドの重みを感じられるように、少しゆったり目のスイングがマッチするな」ということで、これはスイングテンポが急ぎにくくなるので全般的に良い方向だと思いました。
余談ですが、曲線が多く、まるで生き物のように有機的なバックフェースのZINGアイアンは、キャディバッグに刺さっている姿がカッコよすぎるので別の側面で大満足してしまったりしました。笑
これが「ベリリウム」モデルになったら、またかっこいいんだろうなぁなんて想像しつつ、これからのタメゴローの「コンペ参加クラブ」は、クラシックかつルール適合のZINGアイアンに決定です。(2020年追記:ゴルフプラザオカムラさんではルールNGとのことでした。。。)
みなさんも、時にはスコアだけでなく、「自分の好きな道具でラウンドするゴルフ」をクラシックピンだけに限らず楽しんでいただければ、ゴルフをより好きになってしまうと思いますので、興味のある方はぜひお試しいただきたいと思うタメゴローでした。
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ちなみに、【クラシックのピンアイアン】【ゴルフパートナー】
適正価格かつ状態がごまかされずに安心して買うことができますのでタメゴローは信用しています。おススメですよ。