あれはタメゴローが”切れそうで切れない”【100切り】に挑んでいた時期でした。
直前のラウンドで106だったので、いつもの練習場へ行き、「あーでもない、こーでもないと」と考えながら、いつも通りボールを200球ほど打って、休憩をしていたときです。(このころのタメゴローは練習で200球程度打っていましたが、今ではその半分ぐらいになっています)
小さい時から家族ぐるみで懇意にしてもらっていた、いつもの練習場の経営者さんがやってきて、世間話をした後、練習法について教えていただけました。
この練習法こそが、この後のタメゴローのゴルフを変えてくれた、
【お金もかけず、裏切らない効果】なのに、多くの人がやらない練習法
だったのです。
(今回はタメゴローのゴルフ上達にとって、特に大事なことだったためちょっと長めです・・・笑)
■みんなが大事にしていないけど、とっても大事な練習がある・・・
その方は、こんな話をしてくれました。
(この方は年齢も60台後半で、”片手”シングルのセミプロのような腕前でした)
「タメゴロー君、ゴルフを上手くなりたいかい?」
・・・そりゃ、あたりまえでしょう。時間を調整し、こうやって練習場にも来ているわけですし、ボールを打つのもタダではありませんから・・・。
「じゃあ、家でも練習してるかい?」
・・・家ではボールを打てないので、パターの練習ぐらいはしてますよ・・・
「なら、もっとうまくなれるよ」
・・・え?うまくなれる?
じゃあ、家でできる練習がもっとあるの・・・?
「野球や、テニスなど、道具を使ってボールを打つスポーツは、みんな共通で大事にしている練習で、”なぜか”一般のゴルファーだけが、みんな”おざなりにしているけど、ゴルフの上達にとってとても効果のある練習”があるんだよ。
しかも、お金もかからないし、やろうと思えばどこでもできるし、効果は折り紙つき。わからないかな?」
・・・片手シングルな経営者さんは、人が悪そうに”ニヤリ”と笑うつもりだったのでしょうが、人なつっこい”見慣れた”笑顔で、そう言いいました。
■ゴルファーだけがなぜか重要視しない練習・・・それは・・・
金を使わないのに効果的な練習なんて、あればみんなやっているはずだし?「うーん」と、思いつかずギブアップしたタメゴローに、その方は言葉をつづけました。
「タメゴロー君、ゴルフを上手くなりたければ【素振り】だよ。
野球や、テニスなど、道具を使ってボールを打つスポーツは、みんな素振り大事にするでしょう?」
・・・なるほど。
たしかに野球やテニスなど、道具を使ってボールを打つスポーツは、みんな素振りをしますね。
タメゴローも野球もテニスもしたことがありますが、それらをはじめたばかりの頃は、「基本は素振りだ!」とか、「素振り1日100本!」など、当たり前だったことを思い出しました。
しかしゴルフも野球と同じように”道具を使ってボールを打つ”スポーツなのに、不思議なことに素振りをがんばった記憶はありませんでした。
■”超”一流のスポーツ選手ほど素振りを大事にする・・・
「元巨人軍で現メジャーリーグのヤンキースの松井秀喜選手や、元オリックスで現メジャーリーグのマリナーズのイチロー選手なんて、毎晩素振りを欠かしていないから、プロの中でも強打者として居られるんだよね。」
出典:http://n-hata.server-shared.com
・・・たしかに松井選手は、「実家の素振り部屋の畳」や「長嶋監督と2人で素振り」など、こと【素振り】に関する逸話が多い選手です・・・
「イチロー選手は松井選手ほどではないけど、”一日10分だけ”と決めて、やはり欠かさず素振りをしていたそうだ。
それなのに、同じく道具でボールを打つゴルフでは、ボールを打つ練習ばかりで、【素振り】を大事にしない人が多く感じて残念だよ。
伝説のゴルファー、ボビー・ジョーンズの名言のひとつに、
【打つのではなく、スイングせよ】
というものがあるんだけど、これが打つ事でない、スイングの大事さを一番表しているね。
私は仕事柄、気になったらすぐにボールを打つ練習もできる環境で恵まれているけど、それでも【素振り】は【ボールを打つ練習】とは別物だよ。
たとえ外でクラブが無くても、気になったらイメージしながらの素振りをどこでもやるよ。
【素振り】はあたりまえだけど”お金もかからない”し、なにより”裏切らない”。
こんな手軽で、確実に上手くなれる練習を、なんでみんなやらないんだろうね?
だから、タメゴロー君が本当にゴルフを上手くなりたければ、
数回だけでもいいから、できるだけ毎晩【素振り】をするといい。」
・・・この人、たしかにこの練習場の経営者さんだった気が・・・?
たくさんボール打ってくれと、言うのが普通のはずなのに・・・。
と”心の中で”感謝しながら、なるほどと、この話を聞き、タメゴローの目からはウロコが大量生産されました・・・。笑
■松井選手の雑誌対談での話が裏付けに・・・
この話をお聞ききしてタメゴローが思い出した話ですが、野球の松井秀喜選手がある雑誌の取材で語っていた言葉に、こんなものがありました。
取材者:「松井選手は【素振り】で有名ですが、なぜそこまで素振りを大事にするのですか?」
という質問に対し、
「マシン(バッティング)とかフリー打撃では、どうしてもバットをボールに当てることに何パーセントかの”神経を奪われて”しまう。
自分のスイングに”テーマを持ってチェックする”ためには、素振りの方が集中できるし、得られる効果も大きいんです」
この話を思い出したことで、タメゴロー的には今回の教えてもらった【素振り】の話を”裏付けられた”気がしました。
これを我々の「ゴルフ」に置き換えると、我々が課題を持って打ち放しのボールを打っていることも、ボールに当てることを意識してしまっており、スイングというものを考える上では邪魔してしまっている、と言えるのではないでしょうか?
また、プロの中でも”超”一流の松井選手レベルと同じようにスイングを考えることはできなくとも、自分のスイングの現在の課題に集中して練習することは、間違いなくスイングの向上に大きな効果が得られるはずですね。
■いつのまにか”ボールを打つことだけ”になっているゴルフの練習・・・・
タメゴローも、ゴルフを始めたばかりの頃に入ったことのある”スクール”では、スイングをどうやってするか、どこに注意すべきかなどは、ボールを打たずに教えられ、そのスイングを再現すべく素振りで練習した記憶がありました。
しかし、いつも間にか、スイングが定着してきてボールを打つようになってからは、スイングを単品で練習する【素振り】はまったくしなくなり、打ち放しでボールがどう飛んだか?という”結果”ばかりを追いかけてしまっていたようです。
みなさんも、こんなタメゴローのような状態ではありませんか?
■いざ、自宅で素振り・・・、実際にやってみると・・・
それから、タメゴローは家で素振りをするようになりました。
しかしイチロー選手のように毎晩ではありませんが、打ち放しをしなかった日は必ず10分やると決めてスタートです。
素振りをするために、マットだけは買いました。(安物ですが。笑)
Tabata(タバタ) ゴルフ練習用ショットマット 300×600(mm)ラバースポンジ付 【フルショット対応】GV0285
これは、クラブがキズ付くことを恐れないでいいようにと、重めのマットの方が打つたびにズレにくいので、底のゴムの厚いものがおすすめですよ。
あと、クラブヘッドの動きを確かめるために、絶対に「ラインが入ったもの」にしましょう。
あと、タメゴローはDVD教材で「ティーを打つ練習」をしていたので、ゴムティーつきのものにしましたが、今持っているならば、それで十分です。
素振りはどんなクラブでもいいと言われたので、タメゴローは自分でよく使うクラブで行うことにしました。
■使うクラブは何本・・・?
素振りをはじめたころは、
【SW⇒7番アイアン⇒3W(スプーン)】
というルーティンで、それぞれ3分程度素振りをしていましたが、いろいろ試行錯誤の末、今では
【AWと7番アイアン】
の2本を10分ずつで、計20分となりました。
(本数が減ったのは、面倒だったのではないですよ!笑)
ちなみにSW⇒AWになったのは、アプローチで使うクラブを成功率を上げるためにAWに変更したからです。
実際に素振りを始めてみると、「10分の短さ」におどろきました。
腕の角度がどうだの、フィニッシュがどうだのと、今気になる部分のことなどを考え、1回1回を真剣に振ると、10分なんてあっという間です。
そのため、絞ったクラブを振った方がより集中できるだろうと考えた末の2本です。
仕事の出張などで練習が出来ず、クラブも無い時は、ホテルのタオルの片方を結んだものや、何もなしでもイメージトレーニングで素振りしました。
(けど、やはりクラブとマットはあった方がいいですね・・・。笑)
■素振りにはお手本となるスイングが必要・・・
せっかくがんばる【素振り】です。
間違った素振りをするとおかしなスイングを身体に覚えさせることとなり「逆効果」なので、スイングのお手本は必要でした。
今現在プロに習っている方は、その予習・復習がよいと思います。
しかし時間や、費用的にもレッスンを受けることのできない場合や、タメゴローのように自宅で素振りするために、DVDなどで”いつでも”正解のわかる「何度も見直しができるもの」がよいと考えるならば、教材の活用をオススメします。
タメゴローはたくさんの教材を調べ、その結果、このときタメゴローがにスイングの基本として参考にしたのが、
小原プロの【7日間シングルプログラム】
⇒【7日間シングルプログラム】詳細はこちら
でした。(これは多くの人が”良い”と言うだけあり、タメゴローにとっても大当たりのDVDだったので、今でも何度も見直しています)
このDVDは【ナイスショットという結果】から”逆算した合理的な練習”をすることで、その人に合ったスイングをつくるという、タメゴローが今までに見たことが無い考え方の、それでいてシンプルなレッスンDVDでした。
スイングのために一番大事な部分、”ビジネスゾーン”の打ち方を習得し、ひいてはスイング全体へと広げてゆくという、まちがいのないスイングを作り上げることができる教材でした。
■DVDに限らず、教材は「ターゲット層」が大事だと・・・・
DVDに限らず、こういった教材は「ターゲットとしている層」を理解し、さらに「自分のレベルを客観的に判断」した上で選ぶべきだと、タメゴローは考えています。
初心者が上級者向けのものを使っても、高度すぎて内容の理解が難しいですし、逆に上級者が初心者用のものを使うのも、おさらいにはなりますが、効果が薄いですよね。(習いなおしは別として)
ですので、自分がその教材のターゲット層であることは、習得を効率的に行う上で大事なファクター(要素)だと思います。
このDVDのターゲット層は「100~90切りをしたい人」とのことですが、
- レッスンに行きたいけど行けない”超”初心者
にも、「スイングとはどうあるべきか」がシンプルで分かりやすく、初ラウンドの女性がいきなり90台を出している実績もあり、間違わないスイングを習得できて安心ですし、
- 我流で来たけど伸び悩んでいる経験者
にも、スイングの「あるべき根本」を解説、実演して教えてくれ、さらに「上級者編」という内容も入っているため、スイングに悩む方共通で効果のあるものだと考えます。
ただ、いつも80台でラウンドする友人に見せたところ、説明している内容は80%は知っているもので、すでに実践済みとのことなので、シングル近辺のゴルファーの方には、すべてが真新しいものではないのだと思います。
(ある意味、その80%知って実践済みだからこそ、80台でラウンドできるのでしょうが・・・)
あくまで、スコア100~90目標の方が、間違えないでスイングを習得し、ミスを減らすという趣旨が強く、また効果が高いターゲット層だと思います。
■素振りにも、いろいろあるのだと知りました・・・
なんと、このDVDの中でも、【素振りの重要性】は大きく時間を割いて説明されていました。(だから”大当たり”だったのです)
それも、一般的な素振りだけでなく、特徴的な「連続素振り」というものが、タメゴロー的には、本番のラウンドで多かった「ミスショットを激減」させてくれ、100切りに大きく役立ちました。
(この時、ミスショットが減るだけで、100は簡単に切れると実感できたのが大きかった)
初心者の人でも、この【連続素振り】をすることで、
- 早くスイングを身体に定着させられる
でしょうし、経験者の人でもミスショット率を大きく下げられるので、
- 本番での”もったいないミス”が激減する
と感じます。
さらに、
- 打球の方向性の向上
までいっしょに矯正できてしまうという、ゴルファーにとてよだれモノの効果付きだったりします。笑
そのほかにも、
【スイングを直す際に、最短時間で自分の身体に定着させる方法】
など、「え?そんなことできるの?」といった内容が多く、非常に
【ゴルフ練習の効率化に役立ってくれた】
DVDだったのがよかったと、強烈に記憶しています。
ちなみにこのDVDは、時間限定の「タイムセールで半額」で売られることが頻繁にあり、もちろんタメゴローもそのタイムセールなタイミングでゲットしました。笑
まめにホームページをチェックしてもらうと、タイムセールに遭遇できると思います。
タメゴローのように【スイングに悩みたくない人】や【ミスショットを劇的に減らしたい人】は、ぜひ一度チャレンジしてみてほしいものです。
■【素振り】を練習したことで・・・
この【素振り】(DVDの他の内容は別として)により、
- ボールに当てること、という意識
- ボールがどう飛んだか?という結果
が気にならなくなり、スイングチェックのみに集中できました。
その結果、タメゴローが得られたものとしては、
メンタル的には
- ボールを前にして以前ほど”固く”ならなくなった(意識しなくなった)
- ゴルフというものに”触れている時間が長くなった”ことによる自信がついた
- 今日は練習しなかったという精神的な”心配が無くなった”
- ”ここ一番での”7番以下のアイアンに絶対の自信がついた
- 他の番手にもスイングにムラが減った
- 練習場でボールを打つ際、スイングについてごちゃごちゃ考えなくなった
技術的には
- スイングの中に”ただボールがあるだけ”という感覚が得られた
- クラブを脱力して握れ、軽く振ってもヘッドの重みを感じて「ピュン」と振れるようになった
- クラブヘッドがボールのどこに当たっているかが、おおまかに分かるようになった
- ミスショットである”ダフリ”が劇的に減った(打ち方のためハーフトップは多少あるが、これはミスではないので)
と、はじめる前には思っていなかった程いろいろありましたが、総じて言えることは
【スイングが早い時間で安定し、自信がつき、ミスがあきらかに減った】
(無くなったとは言いません。笑)
ということです。
この【素振り】を始めて1ヶ月半後のラウンドで、めでたく念願の【100切り】を達成できました。
その100切りができた「技術的な大きな要因」と感じたのは、アイアンなどのトップやダフリのミスが激減したことと、パターの距離感向上ですね。
(パターの100切り練習に興味のある方は、別記事:
初心者ゴルフで100切り【”いつもの”パター練習はまっすぐ、決まった振り幅】だけ
と、
初心者ゴルフで100切り【”当日の”パター練習は朝の9球】が超重要
をご参照ください。)
その中で、アイアンなどのミスを激減させてくれ、自信を持ったスイングができるようになったのは、間違いなくこの【素振り】を始めた成果だと感じられるものでした。
そんな
- お金も掛からず
- 自宅でもどこでもできて
- スイングを集中して練習でき
- 短期間でスイングを変え
- ミスショットを激減してくれて
- なにより裏切らない効果
そんな、すごいのに”多くの人がやっていないシンプルな”練習法
【素振り】
タメゴローは今も続けていますので、100切りを目標としている方はもちろん、今以上に上手くなりたいって方には【素振りのススメ】をしてしまうタメゴローでした~。
【打つのではなく、スイングせよ】を目指しましょう!
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↓ 家でスイングするなら無いと床がベコリますので、安物でもよいのでマットは必須です。
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↓【スイングで”一番大事な部分”をつくる】
経験者はもちろん、初心者の時点から導入しても最高だと思います。
中古のドライバー1本買うよりずっと安いのでおすすめです。
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タメゴローが実際に100切りをした際の、【割り切った考え方】についても書いてます ↓
ゴルフ初心者が100を切った【割り切った考え】と【6本のクラブ】と【ビジネスゾーン】①