タメゴローです!
前回の記事:ゴルフ初心者が100を切った【割り切った考え】と【6本のクラブ】と【ビジネスゾーン】②
のつづきです。
2.使うのは【6本のクラブ】だけに限る
いざ本番のラウンドに持っていくクラブも”割りきり”ました。
何度もうるさいようですが、基本は「確率を上げる」に徹します。
そのため、タメゴローはミスの出る・出そうなクラブは、【バッグから】抜きました。
ただバッグにあって”使わない”、のでなく、使おうと思っても”無い”状態にすることが大事です。
ルールにあるのも「14本まで入れてよい」のであって、少ない分には何も問題ありませんので安心してください。笑
実際にタメゴローが使ったクラブは、
- 3 W (スプーン)
- 5 I
- 7 I
- PW (ピッチング)
- SW (サンド)
- パター
以上の 【 6本だけ 】 です。
たったこれだけ。
え?ドライバー?ユーティリティ?そんな”確率の下がるもの”は使いません。
他の8本は無いので、バッグもスカスカです。笑
この状態でホールアウトすると、「クラブをホールにお忘れでないですか?」と高確率で聞かれます。笑
実は、これでも多いぐらいだと考えていました。笑
プロゴルファーはプロなので、もちろん【練習も仕事】であり、そのためにたくさん時間を割いています。
しかしそんなプロでさえも【ミスショット】をします。
もちろんプレッシャーなど精神的な要素も多いでしょうが、ミスはミスです。
またプロでさえ得意なクラブ、不得意なクラブがあります。
プロのような練習時間を割くことが出来るはずもない我々一般ゴルファーは、プロのようにすべてのクラブを満足ゆくまで練習する時間はありません。
そこで【極限まで練習する本数を絞る】ことによって、クラブに対しての熟練度とミート率を上げ、これらを”得意なクラブ”としてしまい、ミスショットの確立を1打でも下げることが大事だとタメゴローは考えたのです。
100切り目標の方には分かってもらえると思いますが、実際この「ミスしないだけ」で、スコアは大きく変わりました。
実はタメゴローは、この少ないクラブの中でも、【5 I 】だけは持っていくかどうかを最後まで悩みました。
直前までの練習でも調子がよく、距離のあるショートホール用として必要を感じタメゴローはバッグに入れましたが、5Iのミート率が低い人は無くていいと思います。
こうやって、少ない本数にするには、確率を上げる・飛ばしたい誘惑を絶つことなどもありますが、実は【割り切った考え方】をより浮き彫りにして、【少ない本数でまわるための技術】が必要とされる側面があり、結果から言うと、それこそが100を切るために非常に役立つものでした。
それも含めて、各クラブの役割を説明したいと思います。
3 W (スプーン)
飛距離は180Yとして扱う。
まずドライバー(1W)は”気分屋”だと思ってください。
うまく当たれば長距離ボールを運んでくれるすごいヤツですが、失礼なハナシ、バカみたいに毎日練習している「プロですらOBを出す」不安定なシロモノです。
また昔は、スコア【90台】まではドライバーは握る必要はない、と言われたものです。
そんな難易度が高く、不安要素の多いものは、著しく確率を下げますので、100を切るためには一旦家においておきましょう。
替わりにショートホール以外の【テーショットではこのスプーン1択】です。(実は3Wでなく5Wでも7Wでも大丈夫です。)
ドライバーより短く、方向性も出やすく曲がりづらい、飛距離としてもドライバーに次ぐたのもしいヤツです。
しかもスイングする際は無茶をしない「7割のスイング」としておくことで、ミート率が2倍程度は上がるので、クラブ本来の距離(210Y)は飛びませんが、よりOBの可能性を下げられます。
ドライバーに比べて、飛躍的にナイスショットの確率を上げてくれる、このスプーンを迷わず使いましょう。
ちなみに余談ですが、みんながドライバーを持っているティーショットでも、アイアンを持つよりは目立たず、ちょっと小さめのドライバーかな?といったカモフラージュにもなります。笑
(このスプーンは100を切った後でも、いろんな場面で”縁の下の力持ち”的な役割ですごく役立っています)
注意としては、”ティーアップしていない状態では絶対に使わない”ことですね。
状態のよいフェアウェイにボールがあっても確立を下げるスプーンは使わず、迷わずアイアンを握りましょう。
「スプーンを持っていない」又は「持っているけどうまく打てない」、という方は、極論的には100切りには無くてもよいクラブです。
もし5Wや7Wがありそちらの方が確率が高いなら、迷わずそちらを使いましょう!
また、それすら無理に打ってOBを出したり、チョロをするぐらいならティーショットも5Iを短く持つか、7Iが最良の選択肢です。
5 I(6IでもOK)
飛距離は160Yとして扱う。
距離の長いショートホールと、フェアウェイで打ちやすい状態でのみ使用しました。
”打ちやすくない状況”なら確率を上げるために迷わず7Iです。
脇役というか、しょうがないときのみ参加のヘルプさんという立ち位置でしたね。
結果的に4回のみ使用。
この5Iはちょっとでもダフると、7Iでちゃんと打てた方が距離も飛びますし、方向性もよいものとなるので、5Iが得意でない方ははっきりいって不要です。
バッグから抜いておきましょう。
逆にユーテリティ(ハイブリッドアイアン)が得意な方は迷わずそちらを使ってください。(しかし1本だけに絞ってくださいね)
ちなみにタメゴローは、ティーアップするときは普通に打ちましたが、芝の上から打つ場合はいつもより短め、指1本から2本分短くグリップして、6~7番アイアンほどの長さにして使用しました。
これなら「7番アイアンを打っているのとほとんど変わらない感覚」で打てますし、距離もちゃんと出ます。
こういった工夫は100切りをした後のゴルフでも大いに役立ってくれます。
5Iが苦手な方でも、練習場でこの5Iを振っておくことで、タメゴローは結果的に5Iより短い7Iがとても簡単に打てるようになったので、本番で使わずとも練習することはおすすめします。
どうしても「5Iは苦手」という方は6Iでも十分です。
その場合は後述の7Iを8Iに変えると距離的にもバランスが取れるので、「7I+5I」か「8I+6I」、どうしても6Iが難しいって人であれば「9I+7I」でもいいんです。
何より「自分で自信のもてる組み合わせ」がよいです。
7 I(8IでもOK)
飛距離は140Yとして扱う。
タメゴローの得意クラブで、唯一無二の”エースクラブ”。
こいつがなければ100切りは達成できませんでした。
パター以外の全打数の内、実に50%以上はこれを使いました。
ショートホールのティーショットはもちろん、ミドルホールで1打目をチョロしても、ロングホールの2、3打目としても、残り180ヤードの場合でも、迷わずこいつを握りました。
同じクラブを連続で使うことで、ミスしない確立も劇的にアップしますよ。
注意点としては、初心者用のやさしいクラブを使うことです。
極端に言ってしまえば、3Wと5IとPWの3本が無くても”やさしい7番アイアン”と”やさしいSW”とパターがあればタメゴローは100を切れます。
PW (ピッチング)
飛距離は110Yとして扱う。
残り110前後はもちろん、打ちにくい場面や、スタイミー(遮蔽物が邪魔なとき)で横に出すときや、グリーンまわりでのランニングアプローチまで。
7Iがきちんと打てれば、このピッチングはより余裕を持って打てますので、7Iが不調な時などでも、とっても頼りになるクラブです。
今でも夏の深めのラフなどで条件が悪いな~と、不安を感じたらPWを握ります。
グリーンまわりのラフなどで、パターで打てない状況なら迷わずこいつで”ころがし”ましたし、今でもそうしています。
なんせSWのトップやホームランなどの”痛いミス”がほぼなくなります。
縁の下の力持ち的な頼れるポジションでしたね。
SW (サンド)
飛距離は90Yとして扱う。
バンカーはもちろん、80Y以下のアプローチで、パターとPWが使えない時意外は、ほぼこれ1本です。
アプローチウェッジ(AW)や他のウェッジなどがないので、このSWだけでいくつもの距離を打ち分ける技術が要求されます。
具体的には、打ち方を短く持って
- ①3割スイング(20Y)
- ②ハーフスイング(30Y)
- ③7割スイング(50Y)
- ④フルスイング(70Y)
の4種類に分けることで、この1本で上げる必要のあるアプローチをすべてこなしました。
アプローチでないSWでのフルショットは、長く持って80ヤードという計算です。
上げないでもよい状況であれば、PWとパターでOKなので。
特に②ハーフスイングは100切りにとって超重要です。
「SWは”トップ”をしやすいので使わない方がいい」、という方も見えますが、やはり「上げるアプローチ」が必要な場面は少なくなく、本数を減らす上でもこいつが必要だと考えました。(タメゴローは100切りした後に、よりミスの確率を下げるためにAWに変えてみましたが、重みやバンスなどの要素からSWの方が成功の確立が高くてSWに戻しました。 ⇒ さらにその後、50~52°をアプローチのメインに使うように変化しました)
詳しくは後ほど【ビジネスゾーン】の部分にて書きますね。
とにかく、友達などと練習場で”アプローチ寄せゲーム”などで遊びながら練習しましょう。
いつの間にか得意クラブになっていますよ。
どうしてもザックリやトップの怖い方は、AWやPWにしても良いと思います。
よくうまい方は、初心者はサンドなど使っちゃだめ、と言いますが初心者用のアイアンセットのものを使えば幅広のソールはとても芝を滑ってくれやすく、単品で販売している”うまい人用のウェッジ”に比べてミスショットを減らしてくれるので、安心して使うことができます。
タメゴローの知っているシングルの方でも、初心者用のアイアンセットとそのセットのウェッジを使っている方は多かったりします。
やはり”やさしい”のでしょう・・・。
パター
グリーン上では当たり前に使いますが、グリーン周りの距離の短いアプローチなどでも出番が多い人気者です。笑
実は全体のクラブの中で、一番回数多く使うクラブでした。
考えてみると各ホール、必ず1回以上は使いますし、アプローチでもフェアウェイである”花道”などなら、これ1択です。
100と考えると、18ホールを2パットとして36回はグリーン上で使いますし、スリーパットもありますね。
またアプローチに積極的に使うなら実に50回程度、そう、100切りであれば全体の打数のほぼ半分はパターなのです。
かっこいいアプローチショットなどはできないかもしれませんが、あの「グリーンまわりを、いったりきたり」という悔しい思いをする可能性が【ほぼ0】にできます。
これをひたすら「両足の幅の振り幅で、どれだけ転がるか」と「まっすぐに打つ」、この二つだけを身に染込ませると、スコアが劇的ビフォアーアフターです。笑
一番使うクラブなので、一番練習しましょう!
「パットイズマネー」
「パターは金を生む」
という昔からの格言通り、スコアメイクに一番影響する、頼もしくもコワイヤツです。
ちなみにタメゴローの使っていたパターは、もはや定番となったオデッセイのツーボールパターでした。
ODYSSEY(オデッセイ) WHITE HOT PRO 2.0 パター 2-BALL メンズ 730614525330 右利き用 ロフト角:3.0度 番手:パター
ピンタイプよりも重いためにミスをカバーしてくれて、まっすぐ打てるのでタメゴローは気に入っていますが、慣れているものがあれば、それが一番だと思います。
これから買うという初心者の方や、パターでまっすぐ打つのが苦手な方は、上の画像の通常のツーボールが安定の使いよさです。
またこのツーボールは、プロの中でもパットが得意でない人の多い、女子プロでも使用率が高く、入る!と言われているものなので、これといったパターが決まっていない方にはオススメですよ。
「もっとオートマティックに!」というのであればさらに重くした【TANK】シリーズのように”重いもの”が圧倒的にミスを減らしてくれます。
ODYSSEY(オデッセイ) ODYSSEY WORKS VERSA TANK 2-BALL FANG パター 730591525340 2015 ハンド:right シャフト長さ:34in 番手:PT 右用 フェースバランス:フェースバランス
(ちなみにこれはタメゴローの兄が使っていたりします)
*
以上、タメゴローの場合は、この6本が100切りの相棒でした。
■このクラブ構成、実は・・・
このクラブ構成は、6本中、実に4本がミドル以下のアイアンで、同じように打つことができますし、パターはどんな構成でも必ず使うものです。
ドライバーよりも短く、曲がりにくい3Wにだけ注意すればいいので、練習の大半(7割)はアイアンの練習だけでOK!ということになります。
3Wと5Iは極論的には不要なので、持って無い人や不得意な人なら「ショートアイアン3本だけ」になっちゃいますね。
しかも、PWとSWは多くの場合シャフトの長さが同じなので、種類で言えば7IとPW(SW)の2種類だけになります。
練習も、この持っていくクラブを決めた時点で、そのクラブ”のみ”練習をしました。
もちろん使わないクラブは練習場にも持っていきません。
■6本なら、普段の2.3倍の練習ができる・・・
一般的には14本のクラブを使うので、1本当たりの練習時間は均等にいけば1/14となるでしょう。
しかし、14本のクラブを練習する時間をこの6本に限ることで、1/6となり、さらに
14 ÷ 6 =2.33…
つまり、クラブを6本に限れば、14本練習することに比べ、
同じ練習時間で”本番に使うクラブが” 2.3倍 練習ができる
ということが言えます。
結果的に、これらの”使うクラブのみ”、次の【ビジネスゾーン練習】で2.3倍以上の密度でもって熟練度を上げることで、ダフリやトップなどのミスも劇的に減り、”もったいない一打”が劇的に少なくなります。
■これにあわせてさらに、【やさしいクラブ】を使うことをおすすめします。
このクラブチョイスでも最大の注意点としては、初心者用のやさしいクラブを使うことです。
もらいものでがんばっている方も多いと思いますが、上級者用の”マッスルバック形状”などのクラブはとても難しく、初心者用のやさしいクラブなら許されるミスも、”はっきりとしたミス”として表れてしまいます。
練習ではそれもありかもしれませんが、100切りは「現場こそが勝負」ですからね。
ネットショップ大手のアマゾンでも初心者用のクラブセットで一番人気は
キャロウェイゴルフ2019ストラタスセット
こういった”キャビティ”や”ポケットキャビティ”と呼ばれるソールの広く重心の低い形状のアイアンは、当たって飛んでくれるスイートスポットも広く、すべての人に【とてもやさしくプレーができる要素】が詰まっています。
プロゴルファーの片山プロなどは、「やさしいクラブで良いスコアを作る」ということを積極的に行っており、こういった初心者用のクラブをガンガン使ってプロツアーランキング上位の常連になった有名な方です。
アマチュアゴルファーであり、さらに100切りにチャレンジしている方は、こういった道具による恩恵は受けないと、はっきり言ってとてももったいないです。
タメゴローの友人の中には「初心者用のクラブに変えただけでスコアが10以上変わった」、という劇的に変わった人もいますので、100切に難しいクラブを使ってしまっている方は、思い切って変えてみてほしいと思います。
どうしても難しいクラブに思い入れのある方は、100を切ってから使えばいいのですから。
タメゴローは今でも”やさしい”クラブを使っていますよ。笑
長くなりましたので、次回に続きます・・・
次回は100切りゴルフの最終章:
3.スイングは【ビジネスゾーン】練習をひたすらする
についてです。
⇒ ゴルフ初心者が100を切った【割り切った考え】と【6本のクラブ】と【ビジネスゾーン】④
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ある程度重さがないとスイングは難しくなりがちなので、40代の男性でスポーツ経験があるならスチールシャフトがよいと思います。
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タメゴローのようにパターに自信がない!って方におススメできます。
もはや名機の仲間入りのツーボールパター。
コスパも抜群なので初心者にも最適かと。
ODYSSEY(オデッセイ) WHITE HOT PRO 2.0 パター 2-BALL メンズ 730614525330 右利き用 ロフト角:3.0度 番手:パター
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