あの【HOT LIST】にも選ばれた、パーシモン風ドライバー【クリーブランド Classic 270,290,310】で、こだわりのゴルフスタイルにも最新の性能を

”こだわりのゴルフスタイル”推進委員会のタメゴローです。

”こだわりのゴルフスタイル”とは、定まった定義があるわけではありませんが、タメゴローは



(出典:Persimmon-Golf-Today)

【ずっと愛し続けることができるこだわりの道具や服装などを使い、流行などに流されず心豊かにプレーするゴルフ】

と、勝手に考えて、簡単に言うと”ちょっとクラシックなスタイル”のゴルフを楽しんでいます。笑

詳しくは別の記事:クラシックなアイアン【PING EYE2】で、周りに流されない【こだわりのゴルフスタイル】を楽しみませんか?

をご参照いただければ幸いです。

周りに流されず、こだわりの道具を使うラウンドはゴルフをよりいっそう楽しくさせてくれます。

 

■クラシックなドライバー選びは難しい・・・

しかし、このこだわりの道具選びで、ひとつ頭を悩ます問題がありました。

それは、ラウンドの相棒であるゴルフクラブのなかで、「ドライバーを選ぶこと」でした。

クラシックスタイルでクラブ選びをしてゆくと、アイアンやパターは金属製のものなので思った以上に中古市場にも存在していますし、メンテナンスもナイーブに行わなくとも痛むことはありません。

しかし、クラシックなドライバーと言えば思いつくのが【パーシモンドライバー】です。

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このパーシモンは、昔使用されていた方であればわかっていただけると思いますが、とってもデリケートなクラブなのです。

パーシモンとは、「Common persimmon」和名としては「アメリカガキ」を原材料として作られた、ひと昔前に主流だったゴルフの一番距離を飛ばせるドライバーを指しました。

そう、「木」でできているのです。

日本でドライバーのことを「ウッド」と今でもいうのはこのことからですね。

タメゴローも安物ですが、パーシモンを持っていますし使ったこともありますが、いろいろと父に教わり、とても管理に気を使いました。

まず、素材が「木」だけに、現在のチタンなどの素材と比べ、クラブ全体はもちろんフェース素材などはボールとの間に土や砂が噛んだ状態で打つとすぐにキズが入ったり、割れたりととてもデリケートで耐久性が低いです。

もちろん水分も大敵です。

補強の金属部分のサビ対策として、オイルスプレーのふきつけと、ヘッドのコーティングを大事に扱うことはあたりまえ。

雨の日のゴルフの後などは、きれいに拭いて乾かすのはもちろん、乾燥のさせ方も急速に乾燥することで木が乾燥による動きをして金属の補強部分をおこしてきてしまうことがあるため、早く乾かしたくてもストーブの前などに置いてはいけない、と教わりました。

Persimmon Golf Today3
(出典:Persimmon-Golf-Today)

そんなパーシモンは、たしかに風合いもよく、クラシックなゴルフをさせてくれるカワイイヤツなのですが、長く愛しつづけてゆくには耐久性もメンテナンスも非常に手のかかるものです。

また、パーシモンはドライバーとしての飛距離で比べると、現代のものよりも飛びませんでした。

ある雑誌で石川遼君がパーシモンを打つ取材をしていましたが、あのドライバーで306ヤードを飛ばす遼君が打っても、たったの220ヤード程度だったほど飛びません。

我々アマチュアの多くは200ヤード安定して飛ばすことも難しいでしょう。(もちろん飛ばす方もみえるでしょうが)

現代のゴルフ場は、現代のクラブを使う前提で設計・調整されているため、距離の長いコースが多く、流石にパーシモンではスコア的なハンデが多くなってしまうものでした。

そのゆったりと楽しむ感じも、クラシックゴルフの良さのひとつではありますので、仲間みんなが”パーシモンゴルフ”をする場合はタメゴローも使っています。

しかし、いつものプレーではテンポが違ってきてしまい、ちょっと周りに迷惑を掛けがちでもあるため困っていたため、普通のメタルドライバーを使っていました。

この、パーシモンの「耐久性」、「管理の大変さ」、「飛距離の無さ」のことから、ただでさえ飛距離のないへたっぴタメゴローにとっては、いつものラウンド用のエースドライバーとしてパーシモンを選ぶのは難しいことで、さりとて最新のドライバーもちょっとちがうとなり、現代のパーシモンドライバーを探すことが、タメゴローにとってはとても大事で困難なことだったのです。

 

■見た目はクラシックなパーシモン風の【最新ドライバー】・・・

そんな中、老舗ブランド「クリーブランド」がやってくれました!

タメゴローが望んでいた、まさにドンピシャ!そんなクラブに出逢うことができました。

それがこれ、

見た目はクラシックな、パーシモン風の最新ドライバー

【クリーブランド Classic 270(,290(,310)】です。


(出典:Persimmon-Golf-Today)
(写真をクリックすると中古市場の金額がわかります)

■現代風”クラシック”デザイン・・・

どうですか!?

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この現代で発表されたと思えない、”パーシモン”な顔つき。

こげ茶色の木調ヘッド、金属補強を模したソールとフェースデザイン。

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表記される文字までクラシカルな書体にこだわりが垣間見えます。

これならクラシッククラブと同じキャディバッグに刺さっていても、全く違和感を感じませんし、逆にとてもマッチングしますね。

 

しかしいくらパーシモン風といっても、実際に木製のパーシモンと並べて比べてみると、

Persimmon Golf Today2
(出典:Persimmon-Golf-Today)

やはりでかい!笑

しかも”ディープフェイス”なので高さは2倍ぐらいに見えますね。

しかし、実際に横に置いて比べなければ気になるものでもありませんし、現代の大きいドライバーのフェースに慣れているタメゴローとしては、逆に安心感がもてました。

またフェース面まで金属の補強を模したパーシモン的なデザインがされており、抜かりがありませんねー。

これでフェース補強のビスのバッテンがあればさらに良かったのですか、そこまでは求めたら求め過ぎですね。笑

あ、あと純正としてついてくるヘッドカバーが、とってもかっこいいです。

黒の合皮で、濡れ革風の風合いな上に、レトロな2本ラインのデザインが入ったヘッドカバーです。

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これは正直うれしい誤算でした。笑

 

■そのスペックは・・・

メーカーの売り文句は、やはり外観に関することが多く、あまり性能面には言及していませんでしたので、正直言ってちょっと不安でした。笑

しかし2012年にもクリーブランドの契約プロの多くがPGAツアーで使っており、不安のあるものを使わないプロが使っていることからも性能として間違いないもだと安心しました。

このクラシックドライバーには「270,290,310」という3種類の数字のラインナップがあり、フェースの横にも数字で刻まれています。

この数字はクラブの全体の重量を指していて、270なら「総重量で約270グラム」といった表し方をしています。

”約”とつけたのは、やはり誤差があるからで、実際にタメゴローも重さを量ってみると298グラムと、ちょっと重めでした。

ちなみにヘッドの大きさである容積は270と290は460cc、310はひとまわり小さく440ccという、重い方が小ぶりという設定になっています。

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そんな3つのラインナップで、タメゴローは“290”にしました。

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理由としては、現在使っているドライバーが290グラムに近いものだったことと、ツアープロ用にラインナップされた310をプロが使わずに、290を使っていたことから、上達してもずっと使ってゆけるだろうと考えたためです。

最近のやさしいドライバーの多くは270~290グラムの間のものが多いので、270でもいいかと悩みましたが、ゴルフのうまく詳しい知人に聞くと、「ドライバーで310グラムは、ちょっとアマチュアが振るには重い傾向にある」との意見も考慮しました。

またバランスはカタログスペックでD4と、ドライバーにしては”ヘッドの効いた”バランスですね。

ちょっと”ゆったり目”にヘッドを待ってあげるスイングがよさげに感じます。

 

■ドライバーはシャフトが大事・・・

シャフトについて、他の方のレビューなどを拝見していると、

「やはりUS仕様だから、シャフトフレックスがRでもSのような硬さ!」

「Sシャフトは、まるで固い棒のようだ!」

なんてものが多かったので、初心者タメゴローは迷いなくシャフトフレックス「R」を注文しました。笑

しかし、届いて実際に振ってみると、中調子ぽく感じられ、思った以上にしなりを感じます。

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なんとオリジナルで日本のシャフトブランド「MIYAZAKIのC.KUA(シークア)」がセットアップされてきます。

このシャフトは

「手元はしっかり、ティップは柔らかめで、中高弾道で飛ばす。 シャフトに素早い反応を求めるゴルファーの方にお勧め。」

というメーカーのうたい文句で、先中調子の特性のもので、シャフトだけで10,000円程度するものです。

ちなみに写真にある「43R」とは43が型番でRがシャフトフレックスを示し、重さを指す数字ではありません。

とても軽量なシャフトで、Rで50グラムがメーカースペックです。

 

■実際に打ってみると・・・

今までSシャフトを振っていたので、ちょっと柔らかいかな~、などと思い実際に練習場で打ってみました。

数度素振りをして、ボールに対してアドレスします。

フェースは最近流行りのキツメのフックフェースではありませんが、それなりの安心感はありますので、無理に捕まえるように打たなくても大丈夫そうな印象ですので、まずはいつも通りのスイングで打ってみます。

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シャフトの柔らかさを感じちょっとゆったり目にスイングして、インパクトさせました。

「バカン!」

と音までパーシモンっぽく、キンキンせず高くない控えめな感じで、ボールはまっすぐに中弾道で飛びました。

あれ?”まっすぐ”に飛んでいくではありませんか。

シャフトのやわらかさから、もう少しスライスボールが出ると思ったのに・・・。

その後何度かグリップの位置や長さなど打ち方を変えて打ってみましたところ、このクラブはフェースの外観よりもつかまりやすいもののようです。

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すこし短めにグリップすれば、Rでももちろん硬めになりますし、バランスも軽めになりますので、方向性を出したいときにも打ち方の調整の効く範囲のやわらかさでした。

基本に立ち返り、女子プロのように”ゆったりとスムーズに”振るこのとできる感覚です。

ただ、打ち急ぐとヘッドが返りきらず右に出てしまうのは”R”シャフト共通の性質だと感じました。

「まっすぐか、出ても右」という方向性なので、きつめのフックグリップにしても左にひっかかることが少なく、チーピンを出したくない人には特に安心できるものだと思います。

また、ディープフェイスなことから、球が上がりにくいのだろうと想像していたのですが、これも良い意味で裏切られ、高弾道ではありませんが、ロフト通りのイメージで上がってくれます。(タメゴローは写真の通り10.5度をチョイスしてます)

左右には標準的なものですが、割と上下の芯が広い感触で、これならボールの高さにはシビアにならずすみそうです。

ボールの打ち分けについては、タメゴローには試してこうだ!と言えるほどのテクニックがないので控えますが、タメゴロー程度の腕でも、打ち分けを実感できる程度には変化してくれました。

しかしあまり大きくはコントロールできない=直進性が高いと判断してもよさそうな感触です。

 

■ラウンドしてみたら・・・

届いて2日後(笑)、さっそく予定にあったラウンドに持っていきました。

結果から言えば、タメゴローにはとても合っているドライバーのようで、十分な直進性と飛距離をもたらしてくれました。

それには、やはりディープフェイスだからか、多少のトップ気味やダフリ気味のインパクトでもボールを”持っていって”くれるため、とても安心感がもてました。

もちろん芯を食ったときの飛距離は満足のゆくもので、今までのドライバーと遜色ありません。(すごく飛ぶというわけではありません)

これから、タメゴローの「こだわりゴルフスタイル」の”エースドライバー”としては、まったく心配のない感触の得られたラウンドでした。

 

恒例の”副産物”ですが、同組プレーの方に、

「ドライバー買ったんですよ」

とさりげなくアピールしてみせると、

「おもしろいクラブだね。パーシモンじゃないよね?昔はパーシモンでさぁ・・・」

と、昔にパーシモンを経験したことのあるゴルファーにはおおむね好評で、若い世代の男性には、

「へぇ~、こんなのあるんだ。」

程度でしたが、若い世代の女性には、

「木っぽくてかわいいですね~、どこのメーカーですか?」

と、年配の方と女性からは反応がよく、ネタには困らないドライバーだと実証できました。笑

 

■実は!2012年の本場アメリカで【HOTLIST(ホットリスト)】に選ばれたクラブでした・・・

“HOT LIST”とは、米国「Golf Digest」誌が2004年から実施しているゴルフギアのレーティング企画。同誌が30万ドル以上(2012年度)のコストをかけ、100年を超えるゴルフ業界での経験をもとに審査を行っている。“(ゴルフダイジェストHPより引用)

という、ゴルフ界のグッドクラブ賞とでもいうべき、とってもホットなリストです。笑

パターなどもとっても参考になり、タメゴローも毎年見ています。

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(出典:GOLFBLOGUSA)

上の画像、なんと右上のドライバーがクラシック290です!黄色く輝くHOTLISTの文字が物語っていますね。

そんな権威ある【ホットリスト】に選ばれたクラブの一本が、この【クラシック290】だったのです。

それだけのものを受賞しているドライバー、あとは振り切るしかないですね。

 

■まとめ・・・

そんなわけで、タメゴローの現在のエースドライバーである、

【クリーブランド クラシック 290】

ですが、お気に入りのクラシックアイアンと、このクラシック290を友にゴルフをラウンドすることで、タメゴローは今まで以上に楽しく、目指すゴルフができるようになったので満足しています。

タメゴローのように、パーシモンライクなドライバーが欲しいけど、メンテや飛距離などで悩んでいた方には、とってもおすすめの一振りだと思いますし、みんなと違ったドライバーを持ちたいという方や、ちょっと気分を変えてゴルフをする時用などに持ってもらい、”ゆったりとした時間の流れるクラシックな雰囲気のゴルフ”を楽しんでもらえるとうれしく思います。
【クリーブランド クラシック 290】

(出典:Persimmon-Golf-Today)
(写真をクリックすると中古市場の金額がわかります)

 


「あの【HOT LIST】にも選ばれた、パーシモン風ドライバー【クリーブランド Classic 270,290,310】で、こだわりのゴルフスタイルにも最新の性能を」への2件のフィードバック

  1. 色々な記事を読ませて頂き、この記事にた辿り着きました。

    同じドライバーを購入し大変気に入っているのですが、
    このクラブに合うフェアウェイウッドやユーティリティはご存知ありませんか?

    1. 匿名希望さん
      コメント頂きありがとうございます!
      長く更新できておらずご返信が遅くなりもうしわけございません。
      私も探してみたのですが、やはり見当たらず3Wを使いたい距離などはロングアイアンで打つか、短く持ったドライバーでコントロールショットをする現状だったりします。
      またよいものがあれば記事にしてみたいですが、匿名希望さんも見付けられましたらぜひお教えください~。

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