みなさん、ゴルフ場でラウンドしていて、”どうにも調子の悪い時”ってありますよね?
緊張していた一打目だけでなく、二打目も続けてミスショットすると、
あれ?
おかしいな?
どうした俺(わたし)?
って、なりますよね?笑
今回は、タメゴローがゴルフで100切りを目標としていたラウンド時に、そんな【当日不調】に陥った際の【シンプルな特効薬】を教えちゃいます。
実はこれ、100を切った今でもタメゴローは”よく使うテクニック”なので必見ですよ~。
■誰しも陥る負のスパイラル・・・
調子のよくないショットがつづくと・・・
あれ?
おかしいな?
そう思った時って、「何が悪いのか」必死に考えるわけですね。
スイング?
スタンス?
アドレス?
いや、
ボールの位置か?
などと。
そして、”思い当たること”を試してみて、それでも不調が治らないと、”さらに”深く考えます。
フックグリップすぎたか?
あれ?少しスゥエーしてる?
また”例の”ヘッドアップがでたか?
このように、自分の打ち方に疑心暗鬼になると、もうとてもラウンドどころではありません。
治そうと思って、スイングをちょっとずつ変えていき、治らないでさらに変える・・・。
アドレスの確認ができる鏡や、他人に意見の求めることのできない現場であるラウンドでこれをやり始めると、どんどんスイングも崩れてゆき、最後には何がなんだか、いつものスイングってどうやってたっけ?と、訳がわからなくなってしまうという、とても恐ろしいものです。
最悪の場合、アドレスしても、考え過ぎて打てなくなる「イップス」という症状になることさえありえます。
いわゆる、思考の”負のスパイラル”に陥る、というわけですね。笑
■安心してください。プロでもなります・・・笑
プロでも陥るこの、【当日の不調を、ラウンド中に治そうとする行為】。
タメゴローも、もちろんやってましたし、それはもう見事にスパイラルに陥りました。笑
そんなラウンド中のスパイラル真っ最中のとき、同じ組でプレーしていた高齢の先輩から、見かねてでしょう、言われた”たったひとこと”でタメゴローは救われたのです。
■絶不調を救った”たったひとこと”・・・・
その一言とは、
「どのクラブも、短く持って振ればいいよ」
これだけでした。
しかし、なるほど、それはいいかも・・・。
お腹にストンと落ちた言葉に、早速いつもより”短く”持ったクラブを構え、アドレスしました。
グリップのヘッド側の端に右手の人差し指がくるぐらいなので、指3~4本分グリップエンド側を余らせる程度短く持った状態ですね。
すると不思議なことに、手からボールまでがすごく近く感じ、途端に簡単に思えてきて、ショットしても”ナイス”とはいかずとも、しっかりと当たり始めたのです。
その後のプレーは全てのクラブを短く持って、ショットすることでそれまで出ていた、おかしな飛び方はとたんになくなりました。
これはもちろんドライバーもです。
上がってみると、崩れた時のスコア以外は、いつも通りに収まっていたのです。(さすがにそのラウンドで100は切れませんでしたが・・・笑)
タメゴローにとっては、とても不思議な現象でした・・・。
悪い原因を考えて、ピンポイントで直そうとしていたのに直らず、まったく違う、「クラブを短く持つ」というシンプルなことだけで、全ての違和感を帳消しにしてもらい、さらにいつも出るミスまで出にくい・・・・。
帰ってから考えたり、調べたりしたところ、ラウンド当日の不調を納めるためには割りと有名な方法だったことを知りました。
■不調が抑えられるだけじゃない!実はミスも減る・・・
短くグリップしてスタンスすることで、スイングフォームの全てがグリップの方に引っ張られ、コンパクトなアドレスとなり、スイングしてもコンパクトになることで、ミスする余地のあるブレ幅が一気に小さくなるため、ミスしにくくなるのですね。
また、クラブを短く持つことでボールを打つこと自体がやさしくなり、”ミート率”が格段に向上し、
「直進性」
が飛躍的に上がります。
また、ボールの上下を叩くミスである
「トップ」「ダフリ」
や、左右のミスである
「スライス」「フック」
まで減らせるという、至れり尽くせりなシンプルでありながら【特効薬】な訳だったのです。
むしろ、いつも短く持った方がいいのではないかと思ってしまうぐらいの出来事でした。笑
しかもこれ、調子よくラウンドしている場合でも、打ちにくいライやブッシュ、ラフなどに入ってしまった場合でもガンガン使えます。
というか、そうやって打つことで、大きなミスをグッと減らす”リスクマネジメント”とすることができるのですね。
深いラフに入ってしまえば、ショートアイアンでフェアウェイに出すしかできないことなど多々ありますが、その時もムリをせず、クラブを短く持つことで、より確実性を上げることがベターです。
■唯一のデメリットは・・・
至れり尽くせりの短く持つことですが、実はデメリットもあります。
それは、
「飛距離が少し落ちる傾向がある」
・・・これだけです。
それもアイアンだったら5~10ヤードのことなので、ミスヒットしてチョロをするよりもずっとよい結果になるのは間違いありませんよね?
ドライバーだと10~20ヤード変わることもありますが、それでも直進性が向上し、OBの確率をグッと下げてくれるのであれば、タメゴローは迷わず採用!です。
ちなみに”傾向がある”としたのは・・・
■女子プロ ツアーきっての「飛ばし屋」は”指3本”短く持つ・・・!
なんと、女子プロツアーきっての飛ばし屋「福嶋晃子さん」のドライバーの飛びは、かつての女子ツアーの中でレベルが違いました。
そんな”天性の飛ばし屋”も、実は【指3本分ほど余らせて】グリップし振っていたのです!
↑短く持っているのがよく分かりますね。
これはわざとグリップエンドを”あまらせて”、短くグリップすることによって、ミート率の向上と、操作性のアップ(シャフト端部でないところを持つことによる)、シャフトの剛性アップを武器に行っていたそうです。
じゃあシャフトを短く切ればいいじゃないか?・・・となりますが、これはちがうのだそうで、「長いものを短くもつことで得られるメリット」が大きいそうです。
ミスの特効薬というわけでなく、飛距離アップのためにも試してみる価値あり!?
■まとめ・・・
みなさんも、【ラウンド当日の不調】には、この【シンプルな特効薬】である
【ムリに不調を直そうとせず”クラブを短く持つ”】
というシンプルな選択をして、ミスの確率を減らし、無理なフォームの崩れ対策や、ひいてはイップス対策とされてみてはいかがでしょうか。
特に【100切り】を目標にしている方は、7番アイアンまでは指1本分短く、”苦手意識がありがちな”5番アイアンやユーティリティー、ドライバーなどは、練習場でも指3本分短く持ってスイングしてみてください。
ビックリするほど”しっかりと”ボールが打てることに驚いてもらえると思います。
(ナイショですが、実際にタメゴローはドライバーを今でも指3本分は短めに持ってラウンドしています。笑)
そして100を切ってからでもいいので、長いクラブ慣れてきたら序所に長く持つようにしてゆき、最後はジャストでスイングできるようにしてもいいでしょう。
ラウンド当日の不調なんかに惑わされず、びしっとリカバリーをして、100切りゴルフを達成してほしいと思うタメゴローでした~。